出る杭になって社会を変えることの大切さ

2020年12月30日 なかざわひでゆき 映画 えんとつ町のプペル ★★★★★ ★★★★★

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映画 えんとつ町のプペル

 えんとつの煙によって外界から隔絶された町。人々は外の世界を知ろうともせず、お上の言うことに黙って従い、夢や希望を語る者をバカにしてその口を塞ぎ、異質な者を嫌って排除しようとする。そんな日本社会の閉塞感を投影したような架空の世界を舞台に、煙で覆われた空の向こうに星があることを証明しようとする少年の大冒険が描かれる。出る杭になって社会を変えることの大切さを訴えるストーリーの普遍性も然ることながら、レトロフューチャーでマジカルなビジュアルの世界観、躍動感と疾走感に溢れたアニメーション表現にも目を奪われる。停滞し後退するばかりの今の日本で、生まれるべくして生まれた作品とも言えよう。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとしてキャリア30年。TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。海外取材経験も多数。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況:最近は今さらながらK-POPのボーイズバンドにドハマり中。一番の御贔屓はMCNDですが、NCTやTREASUREも大好き。もちろんBLACK PINKとかITZYとかEVERGLOWとかガールズにも夢中です。

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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