シネマトゥデイ

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なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴: 日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

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サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

なかざわひでゆき さんの映画短評

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  • ハニーボーイ
    傷つけられても父の愛を求めずにはいられない息子の心情に涙
    ★★★★

     これは切ない。アルコール中毒でトラブルばかり起こすハリウッド俳優がリハビリ施設へ収容され、同じくアル中の父親から精神的な虐待を受け続けた自身の人気子役時代を振り返る…というお話なのだが、実はこれ、父親役を演じる俳優シャイア・ラブーフがアル中のリハビリの一環として書いた自伝的脚本の映画化だ。挫折ばかりの人生に疲れ果て、我が子の稼ぎで食っている自分への不甲斐なさを最愛の息子にぶつけてしまう父親。そんなダメ男でも息子にとって父親は父親。どれだけ傷つけられても愛情を求めずにはいられない。この映画自体が、ある意味でラブーフによる父親への愛憎相半ばするラブレターだ。その想いがたまらなく切ない。

  • ジョーンの秘密
    東西冷戦時代の核開発競争を振り返るスパイ・ドラマ
    ★★★★★

     戦中・戦後における核開発競争の最中、「東西陣営のどちらか片方だけが核兵器を持つと再び大きな戦争が起きてしまう」と危惧し、世界のパワー・バランスを保って平和を維持するという使命感のもと、ソビエト側へ核開発の機密情報を流していたイギリス人女性の物語。実話を基にしているものの、実際はだいぶ脚色が施されている。監督はこれが22年ぶりの劇場用映画の演出となった英国演劇界の巨匠トレヴァー・ナン。いまひとつ作り手側が何を訴えたいのか見えてこないのは難点だが、しかし原爆の日が75年の節目を迎え、改めて核兵器廃絶の実現が望まれる昨今、過去を振り返るうえで見ておくべき作品とも言えるだろう。

  • 鬼手(キシュ)
    血みどろの囲碁デス・マッチを描く韓流ノワールの怪作
    ★★★★

     「ボードゲーム(囲碁)×血みどろバイオレンス」という新ジャンル(?)を確立した韓流ノワール『神の一手』のスピンオフ。幼い頃に姉と師匠を相次いで殺された主人公が、山寺にこもって血の滲むような凄まじい修行を積み、精神的にも肉体的にも無敵の棋士へと成長、宿敵たちに次々と復讐の囲碁マッチを仕掛けていく。前作以上に強烈な極悪キャラのオンパレード。ある時は列車の通過する鉄橋の線路上で、ある時はオカルト・パワーの持ち主を相手に、ある時は殺傷能力を備えた特殊な碁盤を使って、文字通り命がけのデス・マッチが展開する。もちろん格闘アクションも盛りだくさん。千葉真一の「殺人拳」シリーズばりに狂ってます。

  • #ハンド全力
    すっかり男前な若者に成長した加藤清史郎くんに要注目!
    ★★★★★

     震災からの復興もままならない熊本を舞台に、「いいね」を稼ぐために“頑張っているふり”をしてSNSにフェイク写真を投稿する高校ハンドボール部の男子たちが、やがて本気で部活に取り組んでいくこととなる。いまだ癒えない心の傷を人知れず抱え、復興を応援なんて綺麗ごとじゃん!と斜に構え、頑張ることを諦めてしまった少年の再生ドラマ。すっかり男前な若者に成長した加藤清史郎くんを筆頭に、メインキャストの弾けるように生き生きとしたアンサンブル演技が好印象だ。ご当地映画らしいローカル・ネタを随所に配しつつも、トータルではあざとさを感じさせない爽やかな後味の作品に仕上がっている。

  • コンフィデンスマンJP プリンセス編
    今度のオサカナはクレイジー・リッチな東南アジアの大富豪
    ★★★★★

     劇場版第2弾の舞台は前回の香港に続いて再び海外。世界有数の大富豪一族を騙すべくマレーシアへ向かった詐欺師ダー子たちが、思いがけずお家騒動に巻き込まれて絶体絶命のピンチに陥るのだが…!?ということで、いやー、いくらなんでもそれ出来過ぎっしょ!というどんでん返しの連続も、これだけ次々に畳みかけられるとむしろ痛快。相変わらず新旧ゲストをこれでもかと動員した豪華キャストもお腹いっぱいです。そして、意外にもしんみりとするラスト。今回は“詐欺”じゃなかったってそういうことなのねと納得しつつ、もはや日本人が豊かさを求めて東南アジアへ行く時代なのね…とも思わせられる。

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