シネマトゥデイ

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山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

山縣みどり さんの映画短評

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  • アップグレード
    AIに抵抗を抱くかも、なサイバー・スリラー
    ★★★★

    車の運転をはじめとするかなりの労働をAIがこなしてくれる時代に起こるかもな人間VSクノロジーが軸になっていて、利便性と背中合わせの危険性に警鐘が鳴る。といっても、創造性豊かなガジェットや痛快アクションを楽しむのが優先のサイバー・スリラーであり、難しく考える必要はなし。ある手術によってスーパーな相棒(?)を手に入れた肢体麻痺の男が愛妻を殺した犯人を追うのだが、『ヴェノム』を思わせる関係が意外な方向に転ぶのが実に新鮮! 主演のローガン・M・グリーンがT・ハーディに見えてくるのも仕方なし。普段はアシモフのロボット工学三原則など意識しないけど、こういう映画を見るとAIに懐疑心を抱き始めるね。

  • 真実
    大物フランス女優競演でも日本映画のテイスト!
    ★★★★★

    カトリーヌ・ドヌーブがいわゆる大女優を演じる母娘ドラマだが、毒舌で自分勝手なヒロインや彼女に複雑な思いを抱く娘、女優に忠実なエージェントといったキャラ設定が非常にわかりやすい。ちょっと少女漫画風。母娘が愛した女優(故人)をめぐる思い出の相違や、故人の再来とされる新進女優と大女優が腹を割って話す下りなど挟まれる逸話も日本人の心にグッとくる。真実は一つじゃないという『羅生門』的な感覚だ。しかも子役以外の登場人物はみな思っていることを心に秘め、言外の意味を読み取らせようとする。大物フランス女優競演でも日本映画のテイストを維持するとは、さすがは是枝監督! 山田五十鈴と嵯峨三智子で作ってほしかった。

  • 英雄は嘘がお好き
    コメディ演技でメラニー・ロランのチャーミングさが際立つ
    ★★★★★

    妹のためを思って戦地の婚約者のふりをして書いた嘘の恋文が巻き起こす大騒動を描く、ある意味クラシックなラブコメ。はっきり言って、最初から最後まで予想通りだし、ギャグも定番な感じ。ただし、メラニー・ロランのコメディ演技と彼女が着こなすドレスやアクセサリーは必見! もともとちょっとした表情の変化でキャラクターの心情を見事に表現する女優だが、今回は表情が目まぐるしく変わる上、大げさな喜怒哀楽がチャーミング。時代を先取りしたフェミニスト発言も知的な彼女だから説得力ありだし、いい加減な口だけ男を演じたJ・デュダルジャンと好対照だ。

  • イエスタデイ
    もしも世界からビートルズが消えたなら?
    ★★★★

    ビートルズのヒット曲のさわりしか流れないけれど、これはD・ボイル監督&R・カーティスからビートルズに当てたラブレター! でもって、ポップ・カルチャーや音楽がいかに我々の人生を彩り豊かにしてくれるかを再確認させてくれる素敵なコメディだ。主役のH・パテルは歌唱力バツグンなだけでなく、コメディ演技も絶妙。でも「おや!」と思わせたのがミュージシャン、E・シーランの好演。主人公がコピー歌手(?)とは知らずに自身の負けを認め、あまつさえ自虐的セリフで締める潔さにリアルな存在ならではの貫禄がにじむ。『GOT』のゲスト出演時のディスに負けず、役者業を続けた根性も買います。

  • フッド:ザ・ビギニング
    過剰な脚色に違和感あり、監督が頑張りすぎたね。
    ★★★★★

    欲深い役人の圧政に抵抗する庶民派ヒーローとして愛されたロビン・フッドを現代風に解釈していて、G・リッチー監督の『キング・アーサー』と似たテイスト。派手なバトルが見どころ。田舎貴族が正義の味方になるまでのオリジン・ストーリーにしたのは、トリロジーを意識してのことかも。十字軍中に知り合った異教徒ジョンの指導で『ロッキー』的に戦闘能力を高めたり、マリアンがウィル・スカーレットと結婚していたりと過剰な脚色に違和感を覚えた。B・メンデルスゾーンの悪代官ぶりも通り一辺倒で、やっつけ仕事な感じ。大作なのにもったいない。とはいえ、タロン・エガートンのファンなら楽しめるはず。

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