ブロードウェイが閉まっている今、擬似体験ができる

コロナでブロードウェイがずっと閉鎖している今届けられる、素敵なプレゼント。ブロードウェイスターたちの自虐ギャグでもあり、自分と違う人たちを受け入れようという真面目なメッセージを持つものでもあり。だが、全体を通じてハッピーで楽しいのだ。今作でのメリル・ストリープの歌唱力は過去作品より優れているし、「イントゥ・ザ・ウッズ」でも組んだジェームズ・コーデンとの相性の良さはばっちり。ニコール・キッドマンの見せ場が少ないのがやや残念ながら、それもこれだけの豪華キャストが揃ってしまったからこそだろう。女子高生を演じるジョー・エレン・ペルマンの今後のキャリアにも期待が高まる。