女優ジュリアン・ムーアの魅力が際立つ

2021年1月25日 平沢 薫 秘密への招待状 ★★★★★ ★★★★★

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秘密への招待状

 ジュリアン・ムーアの魅力を味わう映画。スザンネ・ビア監督の「アフター・ウェディング」のリメイクだが、主要登場人物を男性から女性に変更し、ムーアが演じる人物の個性を生き生きと描き出す。この人物の、仕事は出来るが部下への態度には問題のある上司で、その一方、夫と娘と8歳の息子たちを心から愛しているという複雑で強烈な人物像が魅力的。監督バート・フレインドリッチはムーアの夫であるだけでなく脚本に参加しており、彼女がどのような役を演じるときに魅力を発揮する女優なのかを熟知していて、それを存分に引き出したのではないか。夫役のビリー・クラダップの静かな物腰が、ムーア演じる人物の強さをさらに際立たせている。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「日経エンタテインメント!」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」「Movie Walker」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:「CALLS コール」@AppleTV+ 、電話の音声だけで構成されたドラマだが、製作総指揮が「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレス監督なので技あり。「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」(13)や「THE GUILTY/ギルティ」(18)が進化して突然変異に?

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