ものぐるほしく、をこがましきは恋なりけり。

2020年5月25日 ミルクマン斉藤 ラブ・アゲイン ★★★★★ ★★★★★

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ラブ・アゲイン

ラブコメというジャンルが基本的に、色恋という人間の性(サガ)を嗤いつつも慈しみ愛でるものとすれば、これほどの作品はそう現れるもんじゃない。主要な登場人物は10代~40代の男女9人、このアンサンブル・キャストが実に精妙。「クレイジーで馬鹿げた愛」に身悶える、愚かしくも誠実な“恋の奴隷”たちに等しく愛を注いでいるのがひしひしと感じとれる演出・脚本が最高。キャメラワークも的確かつセンス抜群。相当にグラフィックであるうえ、台詞以前に画だけで笑えるという芸当を見せてくれるのだ。ことにキャレル+ムーア+トメイの保護者面談と、『ラ・ラ・ランド』に先駆けるストーン+ゴスリングの初めての夜のシークェンスは絶妙!

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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