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浪川大輔&早見沙織、自分がヒーローになる瞬間 役と出会いがパワーに

浪川大輔&早見沙織、役との出会いがパワーに『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』インタビュー » 動画の詳細

 映画『ブラックパンサー』の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で初登場するキャラクター、ネイモアとリリ・ウィリアムズ/アイアンハートの日本版声優を担当する浪川大輔早見沙織。マーベルファンの間で人気が高いキャラクターの声を務める二人が、マーベル・スタジオ作品の魅力や、自分にとってのヒーローについて語った。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

【動画】浪川大輔&早見沙織にとってヒーロー・ヴィランとは?

■マーベル・スタジオ作品は「幼少期の憧れを体現」

写真:高野広美

Q:日本版声優としてマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の一員になった心境は?

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早見沙織(以降、早見):世界中で愛された前作『ブラックパンサー』の続編に参加させていただくことが、本当に嬉しかったですし、とても光栄です。同時に、目に見えない緊張感もあります。アフレコ収録の時もそうですが、オーディションの時から謎のプレッシャーと緊張感が押し寄せてきました。

浪川大輔(以降、浪川):マーベル・スタジオ作品のいわゆるメインキャラクターを務めることは初めてだったので、非常にびっくりしました。マーベル・スタジオ作品はある種の芸術、ジャンルとして確立されていて、ずっと参加したいと思っていたので、チャンスに巡り合うことができて嬉しいです。また、早見さんがおっしゃったように、世界中からの何とも言えないプレッシャーというのも同時に感じています。

Q:もともと、マーベル・スタジオ作品にはどんな印象をお持ちでしたか?

浪川:マーベル・スタジオ作品には、それぞれ独自の色がありますよね。どの作品もスカッとしたり、「これが映画だ!」という圧倒的な存在感が漂っていて、大迫力の画面で観ると、より感じるものがあります。また、子供の頃に夢見た「空を飛びたい」「息を止めたまま、長時間水中に潜る」という憧れを体現しているのも、マーベル・スタジオ作品の魅力だと思います。

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早見:どの作品もかっこいいですし、劇場で観ていると本当に圧倒されます。迫力もありますし、完成された世界観に自分が没入して、スクリーンを観ているだけなのに、その世界に引き込まれていくような引力を感じます。

■物語のカギを握る、ネイモアとアイアンハート

写真:高野広美

Q:お二人が担当するネイモア、リリ・ウィリアムズ/アイアンハートがどんなキャラクターか、言える範囲で教えてください。

浪川:映画に登場するは初めてですが、マーベルコミックでは最古参のキャラクターで知られているので「来たか!」と思う方もいらっしゃると思います。ネイモアは、ワカンダ王国にとって“得体の知れない脅威”となる存在。海底国の王であるネイモアが、陸に出てきた時にどうなるのか。その辺りの機微みたいなものを声で表現できたらいいなと思い、本作に臨みました。また、AIみたいな感じではなく、心が揺れ動く一人のキャラクターとして生きているということも意識して演じさせていただきました。

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早見:リリ・ウィリアムズは頭の良い19歳の発明家で、とあることをきっかけにシュリやワカンダの人たちと深く関わることになっていきます。ワカンダの命運を握るキーパーソンの一人となるキャラクターです。コミックをご存知の方は「あのキャラクターか!」と気づくと思いますし、そうでない方も是非見ていただきたいキャラクターです。19歳の天才発明家と言えども、普段の様子には相応の若者らしさがあって、会話のテンポ感でしたり、シュリたちとのやり取りの中でも現代の若者っぽい感じが見られます。コミカルな掛け合いでの切り返しがツッコミみたいで、コメディーのような香りを漂わせていたり、喜怒哀楽が豊かなキャラクターだなと感じます。

■己のヒーローを引き出し鼓舞

写真:高野広美

Q:これまで、お二人は数多くのヒーロー&ヴィランに声を当ててきました。改めて、ご自身にとってのヒーロー、ヴィランの定義とは?

浪川:正義の反対とは何か聞かれると、やはりもう一つの正義だと思います。ヴィランもヴィランで、正義だと思う考え方を持っています。両者の正義がズレることで、争いへと発展していく。ヴィランだからといって敵と断言することは、簡単ではない気がします。

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早見:私もそう思います。吹替でも、わざと悪役っぽく演じてくださいということは、あまりないですね。ヒーローもヴィランも、各々が抱く思いがあって、それぞれの人生を送っていると思っています。

浪川:環境も違っていたり、背負っているものも違いますしね。「ここが譲れない!」ということを持って、演じているイメージがあります。

Q:お二人には「この人はヒーロー」といえる存在はいらっしゃいますか?

浪川:壁にぶち当たったり、落ち込んじゃったりする時に、自分自身をヒーローに仕立て上げることがあります。「これを乗り越えたらカッコいい」「これを頑張ったらヒーローになれるんじゃないか」というようなヒーロー像を作り上げて、そこを目指す。一歩先の自分を想像する、そういった感じで奮い立たせることは何度もありました。

早見:自分の中に眠るヒーローを引き出すイメージですね。本作もそうですし、出会う役からパワーをもらうことはよくあります。どんなキャラクターだとしても、マイクの前で吹替させていただくことで、本作だったらリリが持っている、潜在的な強いエネルギーをもらえた気持ちになって頑張ることができます。

映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は11月11日(金)より全国公開

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