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吉田羊が憧れる、理想の家族像

吉田羊の新しい顔、発見。
吉田羊の新しい顔、発見。 - 写真:日吉永遠

 映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』で、我が子に向かって「あんたなんか生まなきゃ良かった!」と叫んで虐待する母を演じた吉田羊が、理想の家族像と自身の結婚観を語った。

【動画】母の悲痛な叫びに切なくなる『母さんがどんなに僕を嫌いでも』予告編

 自身の両親がお互いに深く愛し合っていると明かす吉田は、「わたしたち子どもよりも相手が大事なんじゃないかと思わせられるほどです」と笑う。現在、5人の子どもがみな独立して両親は二人暮らしだというが、「たまに帰ったときに、もっと家を使いやすくしようといろいろ提案しても、決まって二人とも『母さんに聞いてみる』『父さんに確認する』って言うんです」と便利さよりも最愛のパートナーがいいと思うかどうかを優先するという。「もう80歳近い二人が、いまだにそういう思いでいるのは、我が家族ながらとても素敵だなと思います。そういうパートナーに、わたしもいつか出会えたら」と自身の両親こそが理想の家族像だという。

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 現在独身の吉田だが、「生涯ひとりぼっちでいいとは思ってないです」ときっぱり。ただし、「一人でいるからこそできることもたくさんあるので、全否定はしない」と今の生活を謳歌していることも明かした上で、「そういう出会いは奇跡的なことなので、もしいつか出会えればしっかり受け入れたいと思います」と決意を語った。

 映画は、小説家・マンガ家の歌川たいじが虐待を受けていた自身の幼少期をつづった、吉田自身の幸せな家族とは真逆ともいえる壮絶な親子の物語。普段の吉田といえば、優しい母親やデキる上司の役が印象深い分、本作でのキャラクターとの違いに驚くが、「びっくりしてもらえて良かった。吉田羊がやりそうになかった役ということですね」といたずらっぽく笑う。きっと彼女には、まだ見たことのない顔がたくさん隠れているのだろう。「奇跡的な出会い」を経た姿も含め、今後の吉田羊の新しい表情を楽しみにしたい。(取材・文:早川あゆみ)

映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』は全国公開中

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