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NWレフン&小島秀夫、困難に直面しても諦めない秘訣とは?孤独を共有する二大クリエイター

ニコラス・ウィンディング・レフン監督と小島秀夫監督
ニコラス・ウィンディング・レフン監督と小島秀夫監督

 映画『ネオン・デーモン』のプロモーションで来日中のニコラス・ウィンディング・レフン監督と、ゲームクリエイターの小島秀夫監督が17日、Apple Store Ginza で行われたイベント「Meet The Filmmaker」に登場した。共に世界的に有名かつ個性的なクリエイターだが、互いに「初めて会ったときから、ものづくりをする人間にある孤独や悩みを共有できる存在だと思った」と固い絆で結ばれている関係であることを語っていた。

【写真】二大クリエイターが日本で対面!

 小島監督は『ヴァルハラ・ライジング』を知人に紹介されたことをきっかけにレフン監督を知ると、『ドライヴ』『プッシャー』などでその世界観に魅了されていったという。「『オンリー・ゴッド』でコメントを書かせていただいて、ぜひ会いたいということになって、数年前にロンドンで機会に恵まれたんです」と初対面を振り返ると「最初は僕の好き好き光線がすごかったのですが、話をしてみると、ものづくりをする人間の孤独や悩みなど、共通点が多かった。初めて会ったのに、昔から知っている友達のようでした」と印象を語る。

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 一方のレフン監督も「僕の作っているものとは全く違う小島さんの作品に魅了されました。小島さんが仰るように、ものづくりは家族でも理解しあえない部分があり、とても孤独です。そこの認識が一緒だった」と小島監督と同様な感覚を持ったことを打ち明ける。

 レフン監督の最新作『ネオン・デーモン』をすでに鑑賞したという小島監督は「『ものすごいものを作ったな』とレフン監督に言いました。冒頭のカメラワークなどは嫉妬しましたよ」と圧倒的な映像美を賞賛。するとレフン監督は「僕は中間色があまり見えない色覚障害があるので、コントラストの強い色を使うんです。今回は暖色系の非現実的な色を使って、誇張したリアリティーを演出しています」と作品について解説。

 映像以外に、レフン作品の特徴として挙げられるのが音楽だが、小島監督は「ゲームもそうですが、作品の5~6割が音楽で決まるといってもいい」と持論を展開すると、レフン監督も「音楽は僕の創作活動にインスピレーションを与えてくれる。『ドライヴ』の時はクラフトワーク、『ブロンソン』の時はペット・ショップ・ボーイズ、『ネオン・デーモン』はジョルジオ・モロダーを聴いていました」と語った。

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 過去、レフン監督は、興行的に失敗した映画のために多額の負債を抱えた経験をドキュメンタリーに収めているが、困難があっても“ものづくり”を諦めない原動力を問われると「全てを犠牲に払っても作るという思い。悪魔に魂を売ってでも執着する気持ちがないとものづくりはできません」とキッパリ。小島監督もコナミを退職後、自身の会社を立ち上げたが「好きなことをするには、辛いこともたくさんあります。辛いときは(ジェームズ・)キャメロンの『アビス』のメイキングやレフン監督のドキュメンタリーを観て、胃薬飲んで『頑張ろう』って思います」と発言し会場を笑わせていた。(磯部正和)

映画『ネオン・デーモン』は2017年1月13日より全国公開

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