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『チェイサー』ハ・ジョンウの監督デビュー作がワールドプレミア上映

第18回釜山国際映画祭

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監督デビューしたハ・ジョンウ
監督デビューしたハ・ジョンウ - (Photo: Megumi Shibata)

 映画『チェイサー』『哀しき獣』などで知られる韓国の実力派俳優、ハ・ジョンウの監督デビュー作『ローラーコースター(原題)』が5日、第18回釜山国際映画祭でワールドプレミア上映され、Q&Aセッションにはハ・ジョンウを筆頭に、チョン・ギョンホ、コ・ソンヒらメインキャストが集結した。

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 本作の主な舞台は、架空の航空会社ボビー・エアラインの羽田発、ソウル・金浦(キンポ)行きの機内。ビジネスクラスに乗り合わせたユニークな乗客と客室乗務員が、予期せぬ台風に巻き込まれるドタバタ群像コメディーだ。ドラマ「幻の王女チャミョンゴ」のチョン・ギョンホが韓流スターにふんし、ハ・ジョンウは声のみの出演となっている。

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 ハ・ジョンウによると、脚本執筆のきっかけは『ベルリンファイル』で共演したリュ・スンボムの実体験。以前、彼が日本から帰国する際、台風の影響で目的地の金浦に2度の着陸失敗を繰り返した揚げ句、仁川(インチョン)へも着陸できずに結局、給油のため済州(チェジュ)に降り立つハメになったエピソードを聞いたとき、「面白い映画になる」と直感したそう。

 ハ・ジョンウはチョン・ギョンホについて「執筆中から彼の顔を思い浮かべていました。素顔は三枚目で、イジワルなんです(笑)」と暴露。一方、マ・ジュンギュが一目ぼれする日本人キャビンアテンダントを演じたコ・ソンヒは、「韓国語をたどたどしく話し、逆に日本語のセリフを滑らかに話さなければならないのは大変でした」と振り返った。

 なお、ハ・ジョンウから「いい質問だね」とお墨付きをもらったのは、ガールズグループSISTARの曲「ALONE」について。劇中、僧侶が何度も同曲をお経のように唱えるのはなぜかと尋ねられ、ハ・ジョンウは「最初はエンディング曲にするつもりでしたが別の曲に決まったため、何か印象的な使い方をしたいと思った結果こうなった」と説明。最後に監督としての次回作の企画が既にあることも明かし、大歓声を浴びていた。(取材・文:柴田メグミ)

第18回釜山国際映画祭は10月12日まで開催

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