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「どうする家康」山田裕貴、杉野遥亮との“平平コンビ”振り返る 「僕が火なら彼は水」

第44回「徳川幕府誕生」より本多忠勝(山田裕貴)と榊原康政(杉野遥亮)
第44回「徳川幕府誕生」より本多忠勝(山田裕貴)と榊原康政(杉野遥亮) - (C)NHK

 松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8時~NHK総合ほか)で徳川家康(松本)の家臣・本多忠勝(平八郎)を演じた山田裕貴。忠勝は家康が田舎大名だった時代から支え続け、のちに「徳川四天王」の一人として名を残すことになるが、同じく四天王である榊原康政(小平太)を演じたのが杉野遥亮だ。劇中、二人で行動を共にすることが多く“平平コンビ”として視聴者の間で人気を博したが、杉野との共演を振り返った(※ネタバレあり。第44回の詳細に触れています)。

【画像】すっかり年を取りました…本多忠勝&榊原康政 第44回より

 ドラマの公式サイトのキャラクター紹介で「生涯戦うこと57回、かすり傷一つも負わないといわれる戦国最強武将のひとり」と紹介される猛将の平八郎。一方、小平太は文武に優れた武将だ。まっすぐな性格で筋が通らないことを嫌う平八郎に対し、小平太はややひねくれていてマイペース。まるで対照的なキャラクターとして描かれた。

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 平八郎の背中を追い続けた小平太だが、徳川軍と豊臣軍が激突した「小牧・長久手の戦い」(第32回)では兵ではなく軍師として活躍。「おぬしに追いつき、追い越すのがわたしの望みであった。が、どうやら戦場ではかなわないらしい。ならば、せめておつむを鍛えるほかなかろう」と己の進むべき道を見いだした。9月に放送されたトーク番組「土スタ」に山田がゲストとして出演した際、杉野がビデオでメッセージを寄せ、山田を「負けたくない人の一人」だと話していたが、山田は平八郎と小平太、そして自身と杉野の関係をこう振り返る。

 「杉野氏と僕の個性というか、根底にある魂の感覚みたいなものが全然違っていて。杉野氏は“僕は戦う気を持っていないけど、山田くんは持っているからいいよね”と話していたんですけど、僕が火なら彼は水で、全然違う個性を持っていると僕は捉えていました。平八郎はきっと小平太に対して“お前にはお前の役割がある”って思っているだろうし、だから頑張れるんじゃないかって。だから、僕が杉野氏に対して思っていることと、平八郎が小平太に対して感じていることは、もしかしたら同じかもしれないですね」

 長きにわたって家康を支えた二人も、11月19日放送の第44回「徳川幕府誕生」でついに死を迎えた。家康は「まだお前たちの力がいる」と最後まで頼りにしていた。あらためて、山田に平八郎と小平太の思い出深いシーンについて尋ねると、小平太がちぎれ具足をまとって初陣に臨んだ第6回「続・瀬名奪還作戦」を挙げた。家康が今川の人質となった妻・瀬名(有村架純)を救出すべく、鵜殿長照(野間口徹)らと対峙するエピソードだ。

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 「小平太がちぎれ具足で出てきたところとか、割と最初の頃が好きだったかもしれないです。お互いに年を取らなければいけないので、相手を気にすることも減らしていると思うんですよ。小平太を意識すればするほど平八郎が幼く見えてしまうので、一武将として殿を支える身であるべし、という感覚でいた気がしています」と言い、そんな二人が「“平平コンビ”と親しんでいただけるのはありがたいです」と話していた。(編集部・石井百合子)

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