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中村玉緒、原節子さんを偲ぶ「神様だった」

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中村玉緒
中村玉緒

 女優の中村玉緒が26日、都内で行われた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』の公開直前イベントにお笑い芸人のヒロシと出席。9月に亡くなっていたことが報じられた大女優・原節子さんについて「一度でも会ってみたかった。神様だった」と話して故人を偲んだ。

【写真】小学生が描いた独特過ぎる名画「黄金のアデーレ」に中村玉緒&ヒロシ、圧倒される

 中村は原さんについて「42歳でぱちっと女優をやめて、鎌倉で普通の人として楽しく暮らしていらっしゃると聞きました。お化粧も何もしないで普通の人として歩いていらっしゃったって」としみじみ。女優の大先輩でもあり、「いつもすごいなと思って見ていました。お会いしたことはないですけど、一回だけでも女優としてだけでなく、人としてでも会ってみたかった。話してみたかった」とコメント。

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 女優としての原さんについては「憧れじゃないです」と切り出すと、「上の上の天の人。ああいう女優さんになれたらなって、そんな恐れ多いことも考えなかった。ずっと神様だった」と敬意を表した。

 映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』はナチスに奪われた世界的に有名なグスタフ・クリムトの名画を取り戻すため、オーストリア政府を相手に返還訴訟を起こした女性の実話を基に描いた人間ドラマ。この日は小学生2人と母親の3人組アートユニット「アーブル美術館」が描いた「黄金のアデーレ」の絵の序幕式が行われ、中村とヒロシは劇中衣装を意識したファッションで登場。中村、ヒロシともにそれぞれ絵が苦手だとこぼしながらも、完成度の高い小学生の「黄金のアデーレ」に感心の表情で見入っていた。

 また、中村は本作の感想を述べる中で、自身の芸能活動にも言及。「わたしも最後まで女優さんでいたい。女優でなくともテレビに出ていたい。70歳でも使ってもらえるんじゃないか。女優として生きる道を探してやっていきたい。そしたら主人も喜んでくれるんじゃないかな」と夫で亡き名優・勝新太郎さんに思いをめぐらせた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』は11月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国公開

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