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多重人格を取り除く!いわくつきのグラフィック・ノベル映画がコミコンに!

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『96時間』ではかわいそうな最期をむかえたケイティ・キャシディ、今回もヒドい目に合いそう!?
『96時間』ではかわいそうな最期をむかえたケイティ・キャシディ、今回もヒドい目に合いそう!? - 写真:小林真里

 現地時間12日、ニューヨーク・コミコンで、グラフィック・ノベルを基にしたサスペンス・ホラー『ザ・スクリブラー(原題) / The Scribbler』のパネル・ディスカッションが開催され、主演を務める『96時間』のケイティ・キャシディと『バウンド』のジーナ・ガーション、ジョン・スイッツ監督らが登壇した。

 破滅的な精神病を抱える女性スキが、「サイアミーズ・バーン」と呼ばれる実験的な機械を使用して自分の多重人格を取り除こうと試みる……、というストーリーの同作。映画化が正式に決まるまで、長い道のりを経たといういわくつきの作品だが、助演を務めたジーナは「若くて新しい才能を持った人(=監督)と働くのが好きなの。脚本も最高だった」と出演を決めた理由を明かした。

 主演を務めたケイティは、「脚本が本当に素晴らしくて、深夜に夢中になって読んだわ。これこそ自分が求めていた役だと確信した。心理学の世界にも魅了されたわ」と興奮気味に語った。多重人格者という困難な役を演じたケイティについて、スイッツ監督は「ケイティの演技は本当に素晴らしくて、びっくりしてアゴが外れるかと思った。まさに僕たちが求めていた女優だったよ」と大絶賛。1日最大14時間というハードな撮影で複数の人格を演じたケイティにとって、新境地開拓となったのは間違いないようだ。

 この日の会場では、同作の予告編が世界初公開。ゴスでパンクな新感覚サイコロジカル・ホラー・サスペンスといった趣で、グレーを基調としたスタイリッシュな映像が鮮烈に印象に残った。ケイティのほか、ミシェル・トラクテンバーグエリザ・ドゥシュクら若手女優が集結した『ザ・スクリブラー(原題)』は2013年に全米公開される。(小林真里)

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