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『アビエイター』レオナルド・ディカプリオ特集

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イラスト・文:田辺あつみ

■独身女性必見の億万長者


日本人にはあまりなじみのないハワード・ヒューズという人物。
ヒューストン出身で父親の莫大な遺産を相続。
その多額の資金で映画を作り(「地獄の天使」他)企業を買収し、有名女優と浮名を流す億万長者となった人物です。
精神的に病んでしまって悲惨な最期を迎えました。


■ヒューズの知られざる内面に迫ってみました!

予告編ではヒューズの輝かしい人生と落ちていく様を描いた映画のように見えたのですが、成功よりも暗い面が多くてちょっと苦しくなりました。
ヒューズはとんでもない人でしたが彼の仕事に多くの人がついていきました。
何も予備知識がないと(仕事してる姿もあまり描かれてないので)いつも飛行機いじったり空飛んでるヘンなヤツにしか見えないのではないでしょうか。
スコセッシ監督は説明的な部分は省きました。
ヒューズがどのように企業やメディアを牛耳っていくのか、人々がどんな彼に惹かれていったのかが描かれているのかと期待していたのですがそういう映画ではありませんでした。
他人や社会との関わりよりもヒューズの内面を深く掘り下げた作品ですから、詳しい人物像や彼の功績は先に頭に入れて置いたほうがいいかもしれません。


■レオ様、次回は“美しい”役を!!

さてこの作品のレオ様ですが「ギャング・オブ・ニューヨーク」よりもさらに汚れて頑張ってました。
「悲しみ」の表現が上手い俳優だと思ってましたが「暗さ」の表現も上手くなったのではないでしょうか。
次回作の撮影で来日がキャンセルと言うニュースが出てますが次の作品も楽しみになってきました。私としては、年齢は重ねているのに髭をつけると若さが目立ってしまうディカプリオにはやっぱり美しい役もやってほしい。
フリース着てニューヨークに住んでる平凡な青年の役も観てみたい。
演技でもビジュアルでも彼自身がディカプリオらしさを否定しているような気がするのですが
ベテラン俳優になるよりその資質を大事にしていただきたいと思うのでした。

いつも空ばっかり飛んでるヘンなヤツ……?



銀幕のヒロインと次々といい関係に



美しいお顔がスゴイことに……!

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