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仲間由紀恵、母になり変わったことは?

「パウパト」を子どもと一緒に観ているという仲間由紀恵。
「パウパト」を子どもと一緒に観ているという仲間由紀恵。 - 写真:杉映貴子

 子どもたちに大人気のCGアニメーション「パウ・パトロール」(以下、「パウパト」)の劇場版映画『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』で、マッドサイエンティスト・ヴィクトリアの声を担当している仲間由紀恵。「お話をいただく前から、子どもたちも好きでよく一緒に観ていました」という仲間は、どんな思いで「パウパト」に参加したのだろうか。

仲間由紀恵&パウパト【インタビューカット集】

 人間の男の子・ケントと個性豊かな犬たちが町のトラブルを解決していく本シリーズは、2013年に北米で放送が始まって以来、世界160以上の国と地域で視聴率1位などを獲得している人気作。「絵がキレイで、ストーリーも素敵。キャラクターが可愛いですし、クスッと笑えるやり取りもあって、子どもはもちろん、大人も楽しめるんです」と仲間は作品を大絶賛。5歳の双子の子どもたちは、笑ったり立ち上がったりと、リアクション多めでテレビシリーズを観ているという。

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 映画にお母さんが登場していることを話したのだろうか。「まだちょっと幼いので、よくわからないかもしれません。でも、うちの子たちの映画館デビューは今回の作品でしようと思っていて。わたしが出ていることは、観る前に言うか、観てから言うか、いま考え中です」といたずらっぽく笑った。

仲間由紀恵
仲間が演じたヴィクトリア。

 仲間が演じたヴィクトリアは、パウパトたちを翻弄する街のトラブルメーカー。「立ち位置としては悪役なんですけど、どこか憎めない人です。自分がずっとがんばってきたことを認めてもらいたい、すごさを知ってほしいという気持ちが強すぎて、それがトラブルになっていることに気づいてない。自分を信じる強さがあって、そういうところをうまく出せたらいいなと思って、演じさせていただきました」とキャラクターの見どころを語った。

 「パウパト」シリーズは心の底からの悪人が出てこないので、安心して子どもに見せられると、母としての仲間は言う。では逆に、子どもに見せたくない作品とは? 「私が出ている作品で線引きすると、最近では『大奥』(NHK)は絶対見せられないです」と笑う。ただ、一概に線引きをするわけではない。「暴力的なのがダメとか、決めつけてはいけないと思っています。ただ、世の中には悪意を持って、悪びれもなく悪いことをする人がいるんだよというのは、まだ早いかな。もうちょっと成長して、いろいろな物事がわかってくるようになったら、『これは物語の中だけのことだよ』と話したうえでなら、見せられるかもしれないですけど」と母としての意見を明かした。

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仲間由紀恵

 「子育てには、いろいろ考えなきゃいけないことや、やらなきゃいけないがありますからね。役の選び方も、幅が広がったと思います」と子どもを産んだことで、客観的に物事を見られるようになったと喜んだ。吹き替えの仕事もその1つ。「気持ちだけで声を出しても伝わらない。ある程度の声量を保つことが必要で、とても細かい作業でした。翌日、全身が筋肉痛になっていました(笑)」とアフレコ収録の苦労話を披露した。

 母として、女優として、さまざまな活躍を続ける仲間は、今作から元気をもらったという。「パウパトたちみたいにがんばっているヒーローでも、やっぱり悩みはあって、自分に自信がなかったりするけど、仲間との絆で励まされたり、もう一回頑張ろうって気持ちになる。諦めないで前を向いて行こうというメッセージ性のある物語は、大人のわたしでも素敵だと思いました。子どもたちにも、ちょっとでも感じてもらえたらいいなと思います」とアピールした。(取材・文:早川あゆみ)

映画『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』は12月15日より公開

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