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「大奥」泣き崩れる岸井ゆきのの名演に号泣!「なぜいい人ばかりが…」

第20回より家茂が誂えた着物をまとう和宮(岸井ゆきの)
第20回より家茂が誂えた着物をまとう和宮(岸井ゆきの) - (C)NHK

 5日に放送された、よしながふみ原作のNHKドラマ「大奥」シーズン2(NHK総合・毎週火曜午後10時~10時45分ほか)の後半パート「幕末編」第20回では「まるで天使」と人気を博していた14代将軍・徳川家茂(志田彩良)を巡る哀しい展開となり、とりわけ家茂に嫁いだ和宮にふんした岸井ゆきのの涙の演技に号泣の声が相次いだ(※ネタバレあり。第20回の詳細に触れています)。

【画像】岸井ゆきのの熱演に号泣の第20回

 弟になりすまし、なおかつ女性の身で降嫁した和宮を咎めるどころか、彼女の過酷な身の上に心底同情し、ありのままを受け入れた家茂。第20回では、そんな家茂に和宮が心を開いていく一方で、家茂は開国をはじめとする政に頭を痛めることに。とりわけ、プライドばかり高い徳川慶喜(大東駿介)が悩みの種(ネットで非難ごうごう)。帝にも頼られるようになった家茂は度々上洛を繰り返すうちに体調を崩し、その身を案ずる和宮の予感が的中するかのように、ある日ついに“その時”が訪れた。

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 とりわけ注目を浴びたのが、和宮が家茂に同行した能登/志摩(中村アン)から最期の様子を聞くシーン。かろうじて冷静さを保ちながら「苦しまんと逝かはったん?」と尋ねる和宮に、初めは家茂から言われたとおりに「宮様のお健やかな暮らしを祈りつつ、最期は眠るようにお静かに……」と切り出した能登だったが、こらえきれないといった様子でありのままを報告。「いえ、上様は最後までお苦しみでいらっしゃいました。息も絶え絶えで胸をかきむしり、それでも死にたくないと……」と告げ、志半ばに息絶えようとする身を呪いながら「死にたくない! 会いたい、宮さまに会いたい。大奥に帰りたい。親子さまに会いたい」と和宮の名を呼びながら死んでいった家茂が映し出された。

 和宮は家茂が遺した着物をまとうと、「前から言おう言おうと思うててんけど、徳川とか、この国とか、そんなんどうでもようない? そんなんは争うことが大好きな腐れ男たちにやらして、私らきれいなもの着てお茶飲んで、カステラ食べてたらそれでようない? 上さんはおせっかいいうか、いつもいつも人のことばっかりで、とうとう命までさしだしてしもうて。あほやろ」と振り絞るように亡き家茂に語り掛け、「そやから言うたやない。行くなって。おればよかったやないの! わたしのそばに……」と泣き崩れた。なお、先のセリフは原作からアレンジされており(原作は着物だけ届いても、あなたが帰らなければ意味がないという主旨)、家茂が誂えた着物を和宮がまとう描写もオリジナルだった。

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 天璋院(福士蒼汰)は「生きるとは別れるだけなのか……」と家茂の死を嘆いていたが、青沼(村雨辰剛)、平賀源内(鈴木杏)、将軍・家定(愛希れいか)、老中・阿部正弘(瀧内公美)、そして将軍・家茂と、人格者ほど早死する展開が続いていただけに、SNSでは「こんなん泣くわ」「爆泣きですわ…」「号泣」「原作で一番泣いたシーン」「能登、本当のことを教えてくれてありがとう」と悲痛の声であふれ、かけがえのない人を失った哀しみを全身で表した岸井ゆきのの演技に絶賛が寄せられ、岸井の名がXのトレンド上位にランクインした。(編集部・石井百合子)

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