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まるで信と王騎将軍!大沢たかお、山崎賢人にアツいメッセージ

泣きはらした山崎賢人と、大沢たかお
泣きはらした山崎賢人と、大沢たかお

 俳優の大沢たかおが9日、TOHOシネマズ日比谷で行われた映画『キングダム 運命の炎』(公開中)大ヒット御礼舞台あいさつに、主演を務める山崎賢人と共に登壇(※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記)。大沢はシリーズ3作にわたって主演として懸命に戦ってきた山崎に熱いエールを送った。

【写真】大沢の言葉に涙止まらない山崎賢人

 本作は、原泰久の人気コミックを実写映画化した『キングダム』シリーズ第3弾。亡き親友と「天下の大将軍になる」約束を交わした戦災孤児の信(山崎)が、秦の六大将軍の一人・王騎(大沢)という、あまりにも大きな存在と出会うことで、自身の夢を現実のものと感じられるようになっていく関係が描かれる。

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 大沢は、山崎と出会った2018年を振り返り「大御所も多いなかでの主演で、すごく不安だったと思う」と慮ると「でも彼は愚直に信を演じ、とにかく一本気な信というキャラクターを徹底的にやってくれたおかげで第1弾がヒットした」と評価する。

 ネット上での評価を見ていた山崎の姿も回想しながら、コロナ禍で撮影が2年ぐらい止まったことで、大沢は「ずっと彼は誰にも言えず一人で抱えてやっていた。僕も声をかけられなくて申し訳なかったとすごく反省しているんです」と謝罪。

 大沢の言葉を聞いていた山崎の表情が歪んでくると、大沢は「でもその思いをアクションにぶつけようと、1年半ぐらい稽古したんですよね。撮影のときには心を閉ざしていた山崎くんが別人のような信を作り上げた。そこから2が急に躍動していったんです」と山崎の変化を述べる。

 『キングダム』シリーズは、第1弾、第2弾共に興収50億円を超える大ヒット。第3弾は初日から12日間で観客動員171万人、興行収入24.6億円を突破した。大沢は山崎の頑張りがヒットにつながったことを述べると、「今回『運命の炎』で信は人を守る、助けるという立場になった。それも山崎くん自身が経験した傷とか痛みを自分なりに耐えて乗り越え、勝ち取ってきたから表現できたことだと思う。つらかったと思うけれど、乗り越えて本当に良かった」とさらに成長した信に太鼓判を押す。

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 大沢は「最初のころは『ご飯を食べたい』と言われていたのですが、断っていたんです」と裏話を明かすと「そのぐらいわざと冷たくして距離をとっていたのですが、そのおかげで彼はこれほど大きくなって、これほど素晴らしい俳優になった」としみじみ。

 最後に大沢が「これから彼といる時間も『キングダム』ではそろそろ終わりに近づいているのですが、火矢のごとく、これからもいろいろな困難を乗り越えて、俳優としてもさらに大きくなっていってほしいなと思います」とエールを送ると、山崎は号泣。まさに信と王騎将軍のような熱い関係性に、会場からも大きな歓声が上がっていた。(磯部正和)

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