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山本千尋「劇団☆新感線」で再び“いぶき”役 早乙女兄弟からのプレッシャーに「負けないよう頑張りたい」

山本千尋
山本千尋

 山本千尋が20日、都内で行われたいのうえ歌舞伎「天號星(てんごうせい)」製作発表会見に出席。「劇団☆新感線」の舞台初出演に感無量な表情を浮かべていた。会見には古田新太早乙女太一早乙女友貴久保史緒里高田聖子粟根まこと池田成志中島かずき(作)、いのうえひでのり(演出)も参加した。

【画像】会見の様子

 本舞台は、劇団☆新感線43周年興行・秋公演。座付き作家・中島かずきによる新作公演で、江戸の町を舞台に“あっ”と驚く“入れ替わり”の物語が繰り広げられる。山本は古田新太演じる半兵衛の娘・早風のいぶきを演じている。

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 山本は、上京して初めて見た舞台が「劇団☆新感線」の「『髑髏城の七人』Season鳥」だったそうで、「いつか新感線さんの舞台に出たいと言い続けてきて、ようやくこの場に立たせていただきました」と感慨深い表情を浮かべる。さらに山本は「『髑髏城の七人』の沙霧が大好きで、憧れて女優業をしてきたところもあるのですが、今回演じる早風のいぶきも気が強いのですが心の優しい女性を中島さんが書いてくださっているので、誠心誠意頑張りたいと思います」とあいさつ。

 演出のいのうえは「間違いなくチャンバラが見せ場になる」と激しいアクションが見どころであることを明言。アクションシーンの一翼を担う山本には大きな期待がかかる。山本は「幸いなことに、新感線の公演に出られている山本耕史さんや梶原善さんら先輩方とお仕事でご一緒する機会があり、アドバイスを伺ったんです」と語ると「皆さん『そっか、頑張ってね』と暗い顔をするんです。それだけ体力勝負の舞台なんだろうなと感じたのですが、わたしはアスリート生活(世界ジュニア武術選手権大会の金メダリスト)をしていたので、『大丈夫でした』と胸を張って言えるように励みたいです」と意気込んでいた。

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 山本と手合わせする凄腕の殺し屋・宵闇銀次(よいやみぎんじ)を演じる早乙女太一は「2度ほど(中国武術を)教えていただいたのですが、棒の回し方とか生で見るとすごい迫力で美しい。戦うのが楽しみです」と期待を口にすると、山本も「太一くんのアクションは速くて色っぽいので楽しみです」と声を弾ませていた。

 いぶきという役名は、以前中島が脚本を務めたドラマ「封刃師(ふうじんし)」(2022)で山本が演じたキャラクター(伊吹)と同じだそう。山本は「あえて同じ名前にしてくださったと中島さんからお聞きしたので、とても大切に演じたい。早乙女兄弟に『立ち回りが楽しみ』と嫌なプレッシャーをかけられたので、負けないように頑張りたいです」と笑顔で抱負を語っていた。(磯部正和)

いのうえ歌舞伎「天號星(てんごうせい)」は9月14日より10月21日まで東京・THEATER MILANO-Za にて、11月1日より20日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにて上演

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