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井上真央、佐藤健&松山ケンイチとラブストーリーで16年ぶりTBS連ドラ主演 脚本は「何食べ」安達奈緒子

佐藤健、井上真央、松山ケンイチ
佐藤健、井上真央、松山ケンイチ - (C)TBS

 井上真央が、2023年1月期放送の「100万回 言えばよかった」で「花より男子2(リターンズ)」(2007)以来、16年ぶりにTBS連ドラ主演を務めることが明らかになった(毎週金曜夜10時~)。共演に佐藤健松山ケンイチ。井上演じる愛する人を突然失った主人公と、その恋人で自分が死んでいることがわからないまま魂となって現世をさまよう男性(佐藤)、彼の唯一の媒介者として主人公に関わっていく刑事(松山)を軸にしたラブストーリーで、オリジナル脚本を大ヒットドラマ「きのう何食べた?」や朝ドラ「おかえりモネ」などの安達奈緒子、演出をドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの金子文紀らが務める。

【画像】井上真央のアタリ役となった「花男」

 井上演じる主人公・相馬悠依(そうま・ゆい)は、中学生のときに家庭の事情で里親の元へ預けられた過去があり、現在は有名美容室の系列店で店長を任されている。中学生のときに直木と出会い、その後別々の道を歩んでいたが、大人になってから直木が営む料理店で偶然再会。昔と変わらない空気感の直木に自然と惹かれた悠依は、彼となら幸せになれるという確信を持つが、直木は突然姿を消してしまう。

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 一方、佐藤演じる鳥野直木(とりの・なおき)は、悠依と同じく家庭の事情で里親に預けられた過去を持つ。料理人の道を目指していた彼は小さな店をオープンさせ、偶然再会した悠依と人生を共に歩んでいきたいと思うように。プロポーズしようと心に決めるが、ある日突然事件に巻き込まれ、死んだ時の記憶が無いまま魂となって現世をさまようことになる。

 その直木と唯一意思の疎通ができるのが、松山演じる魚住譲(うおずみ・ゆずる)。実家が千年続く寺であり、霊媒体質の家系に生まれたが幼少期からその才能は一切なかった。しかし、とある事件を追っている最中に、魂となって現世を彷徨う直木の姿が見えることに気づく。戸惑いを隠せないまま、直木の思いを伝えるため悠依に接触を図る。

 プロデューサーの磯山晶は、3人の起用理由について以下のように語っている。「井上真央さんとは初めてご一緒しますが、安定と信頼の演技力と華やかさを兼ね備えた稀有な女優さんだと思っていましたし、今回、数奇な運命に翻弄されながらも力強い生命力で前を向く悠依を演じてもらえるのは井上さんしかいない! と思ってオファーしました。そして、『恋つづ』以来ご一緒する佐藤健さん。3年ぶりの連ドラ出演として決めてくれたのがこの作品であることが誇らしいです。恥ずかしくて『好き』が言えなかった意地っ張りで不器用な直木を、きっとスーパー魅力的なキャラクターに仕上げてくださると信じています。さらに、2人を繋ぐ『見える』刑事・譲役の松山ケンイチさん。松山さんとも初めましてですが、常々、松山さんの困った感じの表情に惹かれていたので、このドラマで『究極の巻き込まれキャラ』として活躍していただけるのではないかとワクワクしています」
 
 井上、佐藤、松山、脚本・安達、プロデューサー・磯山のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

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井上真央(相馬悠依役)

 生きること、死ぬこと、愛することや人を想うこと…いろいろなテーマが詰まったドラマだと思います。佐藤さん、松山さんとの3人での共演は初めてですが、掛け合いのシーンもおもしろく大切な人を想えるような作品です。オリジナルドラマなので、どのような展開になっていくのか、私自身も楽しみながら演じたいと思います。悠依にとって、大切な存在である直木が突然目の前から姿を消してしまいますが、直木を一途に思う姿や信じようとする姿はとてもピュアです。素敵な作品にしますので、ぜひご覧ください。

佐藤健(鳥野直木役)

 大切な人に想いを伝えられないもどかしさや切なさ、それでも懸命に想いを伝えようとする登場人物たちに胸を打たれました。人から見えない、触れない、人に声を届けられないという特殊な役柄ですが、皆様とこの世界観を形にして
いくことが今からとても楽しみですし、やりがいのある役を演じさせていただけることを大変光栄に思います。よろしくお願いします。

松山ケンイチ(魚住譲役)

 このドラマは、突然姿を消してしまった人と残された人のそれぞれの想いが描かれています。僕は台本を読んだときにどっちの立場もいやだと感じたので、やはり今一緒にここにいる瞬間をもう少し大事にしなければいけないなと改めて思いました。僕は悠依と直木の2人を繋ぐという少し特殊な役ですが、楽しんで演じられたらと思います。共演者のみなさんのことを知ることはすごく楽しみなので3人で親睦を深めていき、いい現場にできればいいなと思っています。
いろいろな登場人物が出てきて、いろいろな部分で感情移入ができると思います。みなさんの背中を押せるような作品にしたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。

脚本・安達奈緒子

 残された時間について考える年齢になってきました。同年代の友人や、かつてお世話になった方の突然の訃報を聞いても、ああ、わたしもそんな歳になったのだなあと思ってしまう、そして、もう照れている場合ではないのだなあと思います。伝えたいことは伝えておかないと、いつ言えなくなってしまうかわからない。プロデューサーの磯山さんからこの企画のお話をいただいたとき、ド直球に愛を伝えるお話は素敵だなと素直に感じました。この感覚は、もしかしたら年齢にかかわらず多くの方に共感していただけるのではないかと、ここ数年の世情も相まって強く考えるようになりました。人間にはどうにもならない欲もあり、放たれる愛はけっして美しいものばかりではありません。でもやっぱり誰かが誰かを思う姿には胸を打たれます。井上真央さん、佐藤健さん、松山ケンイチさんをはじめとする、贅沢過ぎる俳優の方々の魅力とお力をお借りして、大人だからこそ懸命に、愛を伝えようとする人々を描いてみたいと思っています。

プロデューサー・磯山晶

 安達奈緒子さんと新しいドラマを作ることが出来て、とても幸せです。そしてこの企画に乗ってくださる役者さんがこんなに素敵な方々でいいのか? と非常に贅沢な気持ちです。井上真央さんとは初めてご一緒しますが、安定と信頼の演技力と華やかさを兼ね備えた稀有な女優さんだと思っていましたし、今回、数奇な運命に翻弄されながらも力強い生命力で前を向く悠依を演じてもらえるのは井上さんしかいない! と思ってオファーしました。そして、『恋つづ』以来ご一緒する佐藤健さん。3年ぶりの連ドラ出演として決めてくれたのがこの作品であることが誇らしいです。恥ずかしくて「好き」が言えなかった意地っ張りで不器用な直木を、きっとスーパー魅力的なキャラクターに仕上げてくださると信じています。さらに、2人を繋ぐ「見える」刑事・譲役の松山ケンイチさん。松山さんとも初めましてですが、常々、松山さんの困った感じの表情に惹かれていたので、このドラマで「究極の巻き込まれキャラ」として活躍していただけるのではないかとワクワクしています。「大切な相手には大切だってことを今! 伝えよう」がメッセージです。見終わった後に皆さんが誰かに言いたくなるといいなあ、と思っています。どうかご期待ください。

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