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「テンカウント」劇場アニメ化!来年公開 声優は立花慎之介&前野智昭

ティザービジュアルも公開
ティザービジュアルも公開 - (C) 宝井理人・新書館/テンカウント製作委員会

 宝井理人による人気漫画「テンカウント」が劇場アニメ化され、2023年に公開されることが決定した。あわせて、無愛想なカウンセラー・黒瀬陸と、潔癖症の社長秘書・城谷忠臣がカフェの前にいるティザービジュアルも公開された。

 「テンカウント」は、城谷が偶然出会った黒瀬から潔癖症を克服するための個人的なカウンセリングを受け、10項目を1つずつクリアする療法を進めるうちに二人の距離が縮まっていく様子を描くラブストーリー。ドラマCD版と同じく、城谷役は立花慎之介、黒瀬役は前野智昭が担当する。アニメーション制作はイーストフィッシュスタジオ×SynergySP、監督は外山草が務める。原作の宝井、外山監督、立花、前野のコメントは下記の通り。(清水一)

宝井理人(原作)

こうしてアニメ化についてのコメントをさせて頂くことが感慨深く、またひとつの区切りを迎えられたことがとても嬉しいです。監督、スタッフの皆様、そして待っていてくださった読者の皆様に心からお礼を申し上げます。ありがとうございます! 私も一視聴者として完成を心待ちにしています。

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外山草(監督)

この閉塞感——、この息苦しさ——、そんな思いの日々。コロナ禍というだけではなく、多様性のある時代を。と、あちこちで叫ばれながらも一向に自由が得られないままの生活。多数派基準の同調意識で象られた社会性の強要。窮屈な普段着として身に着けているマスクはいつしか心にも着け、解放を求めるより認めることで他人との距離をうまくとり孤独を強めていく。そんなこの時代に、知的で刺激的なこの宝井作品をスクリーンに映し出そうという試みは大胆である以上に必然なのでしょう。主人公ふたりが置かれている場所は現在を生きる我々とリンクします。すぐ隣にいてもおかしくないふたり(また自分自身であったり)。ふたりの出逢いの物語は我々をどうカウンセリングしてくれるのか。平凡で凡庸な自分が挑むにはあまりにも偉大(であり美麗)な作品ですが、映画館を出た時に、笑顔でまたふたりに会いに行きたくなる、そんな映像作品を目指して——。

立花慎之介(城谷忠臣役)

劇場アニメ『テンカウント』本当におめでとうございます! ドラマCDが終わって月日が経ちましたが、まさかこんな大きな展開で帰ってくるとは夢にも思っていなかったのでお話をいただいた時にはかなりビックリしましたし、繊細でかわいい城谷くんをまた演じられて、とてもとても嬉しいです!! 劇場版ならではのクオリティを僕も今から楽しみにしているので、皆さんも原作やドラマCDをもう一度読み直して聞き直してしっかり劇場版に備えていてくださいね!!

前野智昭(黒瀬陸役)

制作決定のお話を伺った時からずっと楽しみにしていました。心理描写や背景が繊細な作品なので、ドラマCDの収録の際も独特の間や呼吸を意識したのですが、アニメ版ならではの難しさも多々ありました。特に黒瀬は喋り方が独特なので、その辺りはスタッフの皆さんと相談させて頂きながら、とても丁寧にアフレコさせて頂きました。城谷役の立花さんともしっかり掛け合いをさせて頂きましたし、長く携わらせて頂いている「テンカウント」を、また違った形で皆さんにお届けできることが本当に嬉しいです。ぜひ、原作やドラマCDと併せまして、アニメ版も楽しんで頂ければと思います。よろしくお願いします。

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