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なぜ?『ミニオンズ』最新作をスーツ姿で観る若者急増、米公式も反応

その名も「ジェントルミニオンズ」- 画像は映画『ミニオンズ フィーバー』より
その名も「ジェントルミニオンズ」- 画像は映画『ミニオンズ フィーバー』より - (C) 2021 Universal Pictures and Illumination Entertainment. All Rights Reserved.

 15日から日本公開が始まった『ミニオンズ』シリーズ最新作『ミニオンズ フィーバー』。一足先に上映されている海外では、同作品をフォーマルなスーツ姿で鑑賞するZ世代が急増している。

【動画】ミニオンたちがぴえん顔…『ミニオンズ フィーバー』予告編

 きっかけは、若い世代を中心に人気のSNSアプリ「TikTok」に投稿された動画。10人程度の若者グループがスーツ&サングラス姿で映画館へと向かい、『ミニオンズ フィーバー』を鑑賞するという内容で、紳士(gentlemen)とミニオンズ(minions)を掛け合わせたハッシュタグ「#gentleminions」も誕生。この動画が『ミニオンズ』を観て育ったZ世代の間でバズり、トレンド化したのだ。

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 流行の影響は、映画の興行成績にも現れている。北米でのオープニング興行収入は前予想の7000万ドル(約91億円)を上回る1億701万140ドル(約139億円)を記録し、『エルヴィス』『トップガン マーヴェリック』『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』などを抑えて全米ボックスオフィスランキング初登場1位を獲得。観客の89%が25歳以下、34%が13歳~17歳とコロナ禍で客足が遠のいていた映画館に若者が戻ってきている。

 さらに、独立記念日(7月4日)を含む4日間のオープニング成績(1億2,308万7,240ドル・約160億円)は『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(1億1,588万6,050ドル・約150億円)を超えて歴代ナンバーワンの記録を更新。現地時間14日時点で、全米累計興収は2億3,656万7,505ドル(約307億円)に到達している。

 大ヒットの一方で、一部の若者が劇場マナーを守らず、大声を発したり食べ物を粗末に扱う迷惑行為も問題視されている。The Guardian によると、英・ウェイドブリッジのミニシアターではスーツ姿の若者の入場を禁止。広報担当者は、迷惑行為が確認されたためと声明で説明している。また、映画館によっては大量のチケット払い戻しが発生したケースもあるとBBCが報じている。

 TikTokの動画をきっかけに広まっている同現象。映画を配給する米ユニバーサル・ピクチャーズも公式Twitterで若者のトレンドに反応しており、「『ミニオンズ フィーバー』をスーツ姿で観にきているみなさんへ。ちゃんと見ていますし、大好きです」と両手で作ったハートマークの絵文字付きで投稿している。(編集部・倉本拓弥)

映画『ミニオンズ フィーバー』第1弾予告編 » 動画の詳細
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