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「ロキ」トム・ヒドルストン、ドラマシリーズで目指す新たなロキ像

映画とは違ったロキの成長も楽しめる
映画とは違ったロキの成長も楽しめる - (C)2021 Marvel

 Disney+ (ディズニープラス)で配信中のマーベルドラマシリーズ「ロキ」で主演を務めるトム・ヒドルストンが、本作で描かれるロキ像について「これまでのロキを尊重しながらも、彼の“成長”も描いた」と公式インタビューで語っている。

【写真】懐かしいソー&ロキの2ショット

 全能の神オーディン(アンソニー・ホプキンス)の息子として育てられた、雷神ソー(クリス・ヘムズワース)の義弟ロキ。惑星アスガルドの王子であると同時に、氷の惑星ヨトゥンヘイムの王ラウフェイの子供でもあった彼は、王位継承者である兄ソーへの複雑な思いから、アスガルドの王座を狙うようになる。『アベンジャーズ』(2012)では、異星人チタウリと結託して地球に侵攻。ウソと裏切りを愛する悪役としてヒーローたちを翻弄してきた。

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 約10年にわたってロキを演じてきたトムは、ドラマシリーズに取り掛かるにあたり「僕らはまず、ロキを最高な形で表現することを目標にした」と明かす。「これまでは、彼の裏切りと信用のサイクルや、ソーや両親とのつながりに関する物語を描いてきた。これからはどうすればいいだろう? そこで、これまでやっていない独創的なことをやろう、と考えたんだ」

 『アベンジャーズ』以降の作品では、ソーと共闘するなどヒーロー的な一面も見せたロキだが、本作で描かれるのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)において、四次元キューブ(テッセラクト)を奪って『アベンジャーズ』の時間軸から逃げ出したロキ。時間の流れを守る組織TVAに捕まった彼が、自分が改変した現実を元に戻す任務を強いられ、時間を股にかけた冒険を繰り広げる。

 すでに配信されているエピソードでは、あらためて自分のイタズラが周囲に与えた影響の大きさを突き付けられショックを受ける場面や、あのロキが他人に好意を抱いたり、信頼を寄せるような場面も。ドラマで描かれるロキについてトムはこう語る。

 「ロキを好きな人が観たら間違いなく、悪戯に長けた、あのロキだよ。だけど一方で、彼も成長することができる、ということも描いているんだ。ロキは果たして変わることができるのか? 変われたとしても、周囲の人々は彼の変化を受け入れるのか? ロキは自分の今までのやり方から抜け出すことができるのか? 今までと違う選択をすることができるのか? そして彼はこの先どうなるのか? これまで築き上げてきたロキを尊重しつつも、新しいロキを作り上げること。この2つのバランスを取るようにしたんだ」

 これまでロキの複雑な心情を表現してきたトムにとっても、さらなる挑戦となった様子のドラマ「ロキ」。最終話に向けて、まだまだ新たな一面を見せることになるのか。(編集部・入倉功一)

「ロキ」はディズニープラスにて独占配信中 (毎週水曜日16時に新エピソード配信)

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