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染谷将太&戸田恵梨香、若手の演技に感銘

主演の染谷将太「家族を描いた映画はたくさんあるけど、ここまでのものはない」
主演の染谷将太「家族を描いた映画はたくさんあるけど、ここまでのものはない」

 映画『最初の晩餐』(公開中)の公開記念舞台あいさつが2日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の染谷将太をはじめ、戸田恵梨香斉藤由貴永瀬正敏森七菜楽駆常盤司郎監督が登壇。撮影の舞台裏などを明かした。

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 本作は、父の通夜に集まった家族が、父とゆかりのある料理を食べながら、思い出や記憶を振り返っていくヒューマンドラマ。通夜振る舞いの料理を通じて「家族になる瞬間」を、過去と現在を交えながら描いていく。

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 染谷はカメラマンの主人公・麟太郎役。自身がクランクインする3か月前に、先に若き時代を描くシーンの撮影が始まり、森(戸田演じる美也子の少女時代役)や楽駆の演技に感銘を受けたという。染谷は「最高。本当に空気感が好きで、自分がやりたかったなって思ったくらいでした」とそのシーンの出演者の奮闘を称えると、「とにかく楽しそうだなって。大人になってからは葛藤ばかり。うらやましかった」とコメント。姉・美也子役の戸田もこれに同調し、「七菜ちゃんが、なんて綺麗なんだろうって。なのにわたしは、なんでこんなに声が低いんだろうって。生き生きとしているのを見て、自分はこんな10代を生きれていただろうかって思いました」と感想を語った。

 映画について染谷は「とても素直な映画。家族を描いた映画はたくさんあるけど、ここまでのものはない」と自信たっぷり。「確実にパズルはそろっていくけど、この映画のパズルは完成しても真っ白。お客様次第だと思います。みなさんにこの映画が広く伝わっていってくれたら」と呼びかけた。

 本作には母(斉藤)の連れ子である兄シュン役で窪塚洋介も出演する。この日は残念ながら登壇しなかったが、父・日登志役の永瀬は「このまま映画がヒットすればシュン(窪塚)も来てくれるかもしれない。その時は戸田さんも(朝ドラのロケ地の)大阪から、お忙しいと思いますけどよろしくお願いします」と次回の舞台あいさつを懇願。永瀬は「久しぶりに窪塚くんと一緒にできるのが本当に楽しみだった。僕の最期の場面は斉藤さんと窪塚くんに作ってもらったといっても過言ではない。あのシーンの2人の演技でグッときた」と明かした。

 楽駆はシュン(窪塚)の青年時代役。「本読みの時に二人で話をさせてもらって、俺はこの人になるんだって。窪塚さんの演技を見たんですけど、本当に素敵で鳥肌が立ちました。あんなふうに登場するだけで空気を変えられる人がいるんだって」と窪塚に受けた刺激を嬉しそうに振り返っていた。(取材・文:名鹿祥史)

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