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注目俳優・岡田健史を支えるものとは?

岡田健史
岡田健史 - 写真:成田おり枝

 「中学聖日記」の黒岩晶役で注目を浴びた岡田健史が、生まれ故郷の福岡を舞台にしたドラマ「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」(FBS福岡放送)でドラマ初主演を果たす。「とにかくいま、お芝居がすごく楽しい」という岡田が、自身を支える恩師の言葉について語った。

【写真】岡田健史、どの角度でもイケメン!

 本作は、岡田演じる高校生・東京(あずま・みやこ)が、福田愛依ふんする幼馴染の博多乃どん子(はかたの・どんこ)との再会をきっかけに、遅咲きの初恋をこじらせていく姿を描くラブコメディー。ドラマ初主演は、「とってもありがたいこと」と喜びをあふれさせつつも、「主演とは思っていないんです。京がどうすれば生き生きとするのだろうと考えています」と気負わずにトライしている。

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 主人公である担任と禁断の恋に落ちる生徒役として、「中学聖日記」で俳優デビューを飾った岡田。無我夢中で恋をする中で成長していく役柄と、演技未経験だった岡田自身の俳優としての成長が重なり、その情熱的な姿が視聴者に鮮烈なインパクトを残した。岡田自身、“ものづくり”の素晴らしさに目覚め、俳優としての道を歩むことを決めた。

 今回、「ラブコメディーなので、前作とはまったく違うニュアンスのドラマ」と新たな役柄を得てワクワクとしている様子。博多弁を話す女性の可愛いところを聞かれ、「やっぱり“と”という語尾ですかね。でも“好いとうと”は、実際は使わないんです。普通に“好きです”とか“好きっちゃんね”とか言うと思います」と照れ笑い。

 「前作とは違うドラマで、自分がどういった役割を果たせるのか。前作で自分に足りなかったこともありますし、できなかったことに挑戦してみたいとも思っています。作品ができあがったときに、またどんな壁が見つかるのかも楽しみです」と役者道を邁進中だ。

 野球を11年間続けてきた岡田は、「野球で培ったもの、学んできたものしかない。そのときの楽しかった思い出や苦しかったこと、辛かったことも全部、いまの自分の基盤になっていると信じています。この世界に入ってみて、監督やコーチがおっしゃっていたのは、こういうことだったんだなと気づくことも多い。野球で学んだことが活きているとわかることが、すごくうれしい」とこれまでの道のりを噛みしめる。

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横顔も美しい - 写真:成田おり枝

 とりわけ心に残っているのが、高校野球のときに監督から教えてもらった「気づきの多さが勝敗をわける」という言葉。「『あのピッチャーの癖はどこだ』『相手の監督にはこういう癖があるから、こういう作戦でくるだろう』とか考えるんです。ほかにも日頃からゴミが落ちていたら拾うようにしたり、視野を広くしていないと“気づくこと”ができない。役者としても相手の方がお芝居を変えてきたときに、自分がそこに反応できるかどうかにもつながってくると思うんです」と“気づき”の大切さを語る。

 野球経験のすべてを力とし、「高校の監督に限らず、小中学校でも全員の指導者の方が野球の技術だけではなく、社会に通用する人間を育てるといった“人間力”を鍛えるための指導をたくさんしてくださった。恵まれた環境で野球をすることができたんです」と取材現場でも頭を深く下げてあいさつするなど清々しい姿勢が印象的だ。

 「年齢を重ねても自分が現状維持だったら、それは退化だと思います。変化していくことを恐れずに、いろいろなことに積極的に取り組んでいきたいです」と意気込む岡田が、さらに大人の俳優としてどのように変化・成長していくのか。大いに楽しみだ。(取材・文:成田おり枝)

ドラマ「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」はFBS福岡放送にて7月19日よる7時より放送 放送終了後、Huluにて配信スタート

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