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『深夜食堂』小林薫、続編初日を迎え感無量

「奇跡的だなと思います」
「奇跡的だなと思います」

 俳優の小林薫が5日、都内で行われた映画『続・深夜食堂』の初日舞台あいさつに出席。佐藤浩市河井青葉池松壮亮小島聖不破万作綾田俊樹多部未華子オダギリジョー、そして松岡錠司監督らキャスト・スタッフと登壇し、映画化第2弾の公開を迎えた本シリーズに「奇跡的だなと思います」と感無量の思いを語った。

【写真】佐藤浩市、池松壮亮、多部未華子、オダギリジョーも登壇

 本作は安倍夜郎のコミックを基にした、人気ドラマの映画化第2弾。深夜だけ営業する路地裏の小さな食堂「めしや」を舞台に、店主(小林)とワケありな客たちが織り成す人間模様を描く。

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 深夜ドラマから始まり、アジアでも人気が高まっている本シリーズ。マスターを演じる小林は、キャストやスタッフについて「それぞれの人たちがプロの仕事をしてくださって、それで出来上がっている作品だと思っています。映画でもそう簡単に作れないものを成し遂げているなという思いがあって」と称えた上で、「最近つくづく奇跡的だなと思います」としみじみ。続けて「常連のお客さんの方も、セットに溶け込むかのようにいて、景色のようになっているのはなかなかないと思います」と語った。

 キャストもそれぞれ本作に参加した思いを語り、シリーズ初参加となった佐藤は「薫さんとご一緒するのも30年ぶりくらいで。それだけ年を取ったな」と冗談っぽく語りつつ、「そこらへんのうれしさはこういう世界だから味わえる事です。何年に一回という方もいらっしゃれば、何十年お会いすることがなかったのがまたこうやって叶う事が僕の世界の楽しみでもあります。そこらへんの面白さも感じながらやらせていただきました」と感慨深くコメント。

 同じく初参加となった池松は「ふわっと入れたような気がしました。それは松岡さんと小林さんの人柄もあるんでしょうけど、温かかったです。セットが素晴らしくてずっと見学していました」と現場での様子を告白。

 また、前作に続けて出演し本作で常連客を演じた多部は「前作はマスターの小林さんと対峙するシーンが多かったですが、今回は渡辺(美佐子)さんとの二人きりのシーンが多くて。わたしの中で『深夜食堂』はベテランの役者さんと二人で芝居をしないといけない過酷で、自分の中で挑戦で新鮮で刺激的な数日でした」と振り返った。(取材・文:中村好伸)

映画『続・深夜食堂』は公開中

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