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アラン・リックマンさん最後の雄姿!ドローン戦争、衝撃の実態

モラルと正義を問う衝撃作…彼らの決断は?
モラルと正義を問う衝撃作…彼らの決断は? - (C) eOne Films (EITS) Limited

 ドローンを使い、戦場から遠く離れた場所で進められる現代の戦争の闇を描く軍事サスペンス『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』から予告編が公開され、今年1月に永眠したアラン・リックマンさんがドローン戦争において苦渋の決断を迫られる一人として凄みのある演技を披露している。本作は、アランさんの遺作として日本で公開される最後の作品となっている。

『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』予告編

 ドローンが映し出す戦場を、安全な場所にいる関係者が干渉しながら戦争をするという現代の戦争の闇を巧みに描き、正義とモラルを問う本作。国防相のベンソン中将役であるアランさんに加え、イギリス軍諜報機関のキャサリン・パウエル大佐役にオスカー女優のヘレン・ミレン、アメリカ・ネバダ州の米軍基地にいるドローン・パイロットのスティーブ役にテレビドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズで3度のエミー賞を受賞したアーロン・ポールが名を連ねている。

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 この度公開された予告編ではまず、ドローンを用いて行われている現代の戦争の様子が紹介される。その後、戦地からほど遠いイギリスでキャサリン・パウエル大佐(ヘレン)が、ケニア・ナイロビ上空の偵察用ドローンからの情報を基に、アメリカとの合同軍事作戦を指揮している姿が続く。

 大規模な自爆テロ計画の情報をキャッチした彼女は、アメリカの軍事基地にいるスティーブ(アーロン)に攻撃を命じるも、殺傷圏内に少女がいることが判明。凶悪な自爆テロ集団の撲滅か、標的の前に居る一人の少女の命か、苦渋の決断を迫られる各国の軍事会議室の姿が描かれる。そんな緊張感あふれる状況下で、アランさんふんするベンソン中将は、やや声を荒げ「大勢の命が失われかねない状況にあります」などと意見し、存在感をいかんなく発揮。アランさんの役者としての雄姿をこの目でしっかりと見届けたい一作となっている。

 メガホンを取ったのは、『ツォツイ』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞し、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などを手掛けたギャヴィン・フッド、そしてプロデューサーを『英国王のスピーチ』などのコリン・ファースが務めている。(編集部・石神恵美子)

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は12月よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開

『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』予告編 » 動画の詳細
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