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「3月のライオン」新房監督と羽海野チカは相性バツグン!シャフト代表が自信

「3月のライオン」試写会で登壇した声優の岡本信彦(左)と河西健吾
「3月のライオン」試写会で登壇した声優の岡本信彦(左)と河西健吾

 23日、都内で行われた10月に開始するテレビアニメ「3月のライオン」試写会にアニメーション制作会社シャフトの代表取締役・久保田光俊が登壇し、本作への自信をのぞかせた。この日の試写会には、声優の河西健吾(桐山零役)、岡本信彦(二海堂晴信役)も出席した。

【写真】アニメ「3月のライオン」声優陣が意気込み!

 本作は、ヤングアニマルで連載中の羽海野チカの同名コミックを「魔法少女まどか☆マギカ」の新房昭之監督の手によってアニメ化したもの。幼少期に家族を事故で失った17歳の孤独なプロ将棋棋士・零が、あかり・ひなた・モモという三姉妹に出会うことにより少しずつ変化していく物語。河西、岡本のほか、長女あかりを茅野愛衣、次女ひなたを花澤香菜、三女モモを久野美咲が担当する。

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 これまで意欲的でキレのあるアニメーションを世に送り出してきた新房監督と、羽海野チカのふんわりとした世界観がどのようにマッチするのかと話題になっていたが、久保田代表は「羽海野先生のリクエストで新房監督が指揮をとることになりました。脚本会議もお二人は同席されていますし、共通の話題も多く、とても相性よく進んでいます」と自信。「われわれは原作のタイトルを預かる際、原作の良さを最大限に表現できるかを考えています。その中で、新しい表現を常に模索していますし、この作品でもうまくいっていると思います」と語った。

久保田光俊代表取締役

 それは声優陣も感じているようで、主人公・零の声を務めている河西はアフレコの際に新房監督の演出に脱帽したことを明かす。「第1話の冒頭9分半、セリフがないんです。アフレコのときは『大丈夫なんだろうか』と思ったのですが、まったく飽きさせることない作りで素晴らしいです」と瞳を輝かせていた。

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 一方、零の“心友”でありライバルの二階堂役の岡本は小学生の頃から、スクールで将棋を習っていた経験者。彼の目線から見た見どころは「既存の棋譜を使うなど本格的な将棋アニメですが、将棋を知らなくても楽しめるのがこの作品の魅力」なのだそう。「アニメは情報を詰めてみせるものだと思うのですが、この作品は“間”がすごい。雰囲気や空気感でみせるのがすごいですね」とかなり作品の世界観にはまっている様子だった。

 久保田代表は、「キャラクターのリアルな人間像をどう再現していくか、トライ&エラーしながら進めています」と話すと、「幅広い世代に見てもらえるように新しいチャレンジをしていきます」と新房監督から預かってきたメッセージを伝えていた。(磯部正和)

アニメ「3月のライオン」は10月8日より毎週土曜日午後11時から11時25分まで、NHK総合テレビにて放送

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