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「ワンダヴィジョン」配信目前!スカーレット・ウィッチ&ヴィジョンの物語を総ざらい

今週のクローズアップ

 マーベル・スタジオが展開する作品群マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は、2021年からフェーズ4に突入! 新たなフェーズの幕開けを飾るのが、実写ドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」(1月15日日米同時配信)です。ここでは、ドラマのメインキャラクター、ワンダ・マキシモフ=スカーレット・ウィッチとヴィジョンのこれまでの物語を、過去のMCU作品とあわせて振り返ります。(以下、過去のMCU作品のネタバレを含みます)(編集部・倉本拓弥)

キャラクター紹介

ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ

「ワンダヴィジョン」
スカーレット・ウィッチはMCUフェーズ2から登場 - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 ワンダ・マキシモフ=スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)は、テレキネシス能力と心理操作能力を兼ね備えたスーパーヒーロー。ソー(クリス・ヘムズワース)の弟・ロキ(トム・ヒドルストン)の杖を用いた悪の組織ヒドラによる人体実験で、その力を手にしています。彼女のパワーは感情の強さに比例するため、時には超人ハルク(マーク・ラファロ)並みの破壊力を発揮。その一方で、自分の能力に戸惑ってしまうこともあります。

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ヴィジョン

「ワンダヴィジョン」
ムジョルニアも軽々持ち上げるヴィジョン - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 アイアンマン=トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)をサポートする人工知能ジャーヴィスと、暴走した人工知能・ウルトロン(ジェームズ・スペイダー)が準備していた新しい身体の融合により誕生した人造人間ヴィジョン(ポール・ベタニー)。額にはロキの杖の先端に隠されていたマインド・ストーンが埋め込まれており、その力を使って強力なエネルギー光線を放つことができます。

二人の物語はここから!『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

「ワンダヴィジョン」
スタークを憎んでいたワンダ&ピエトロ - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 ワンダがMCUに本格登場したのは、マーベル最強ヒーローチームの活躍を描いた『アベンジャーズ』(2012)の続編『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)。彼女と双子の弟ピエトロ・マキシモフ/クイックシルバー(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、故郷ソコヴィアでの悲劇が理由で、アベンジャーズのメンバー・アイアンマンを憎んでおり、アベンジャーズ・タワーから逃げ出したウルトロンと出会い、ヒーローチーム崩壊に力を貸すこととなります。今ではアベンジャーズの一員として平和のために戦う彼女ですが、もともとは、アベンジャーズの敵として立ちはだかっていたのです。

 また、『エイジ・オブ・ウルトロン』はヴィジョンのMCU初登場作品でもあります。ワンダ&ピエトロ姉弟を従えたウルトロンは、人類絶滅のため、新しい身体にプログラムをアップロードしようと画策。しかし、ウルトロンの心理を読んだワンダがそれを妨害し、アベンジャーズが身体の回収に成功します。そして、ジャーヴィスが入った身体に、ソーがムジョルニアの力を流し込んだことでヴィジョンが誕生。ウルトロンの暴走を止めるため、アベンジャーズと共にソコヴィアでの激闘に参加しています。クライマックスでは、驚異的なパワーに高速飛行、さらにソーのムジョルニアまで軽々と持ち上げてしまうなど、驚きの能力を連発して強烈なインパクトを与えました。

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アベンジャーズ分裂…『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

「ワンダヴィジョン」
スカーレット・ウィッチはキャプテン側 - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 ソコヴィアでの死闘を終え、アベンジャーズの仲間入りを果たしたワンダとヴィジョン。しかし、アイアンマンとキャプテン・アメリカの激突を描いた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、二人はアベンジャーズ分裂という最悪の事態に巻き込まれてしまいます。

 アフリカ・ラゴスでヒドラの残党クロスボーンズ(フランク・グリロ)と交戦した際、ワンダは自分の能力で民間人に危害を与えてしまい、世界中から批判が殺到。アメリカ国務長官のサンダーボルト・ロス(ウィリアム・ハート)は、アベンジャーズを国連が管理する「ソコヴィア協定」への署名をヒーローたちに提示します。そして、調印に賛同したヴィジョンは、自分を責め続けるワンダを守るため、アベンジャーズの本部に残っています。

 本部で監視されたワンダと彼女を守るヴィジョンは、お互いの感情を語り合うなどして、次第に距離を縮めていきます。しかし、弓の名手ホークアイ(ジェレミー・レナー)が彼女を救出しようとヴィジョンと交戦したことで、二人の関係は一変。ワンダはホークアイと一緒にキャプテン・アメリカら協定反対派として、ヴィジョンはアイアンマンを筆頭とする協定賛成派として激突することに。アベンジャーズが分裂した戦いの後、キャプテン側についていたワンダは、ファルコン(アンソニー・ マッキー)、アントマン(ポール・ラッド)ら反対派のヒーローと共にラフト刑務所へと収監されてしまいました。

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悲劇そして怒り『アベンジャーズ』インフィニティ・ウォー&エンドゲーム

「ワンダヴィジョン」
サノスの手下に狙われたヴィジョン - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 MCU作品のヒーローが総集結する『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、ワンダとヴィジョンの関係に大きな変化が見られます。二人は、スコットランドで2年間ひっそりと暮らしており、恋愛関係にあることが明らかになります。お互いが「いい関係」と明言し、このまま幸せな時間が続く……と思われた矢先、最凶の敵サノス(ジョシュ・ブローリン)の魔の手が襲いかかります。

 無限大の力を得る6つのインフィニティ・ストーン(スペース、マインド、リアリティ、タイム、パワー、ソウル)を狙うサノスは、地球に存在する2つのストーンの強奪を画策しており、そのうちの1つが、ヴィジョンの額に埋め込まれたマインド・ストーン。サノスの手下たち(ブラック・オーダー)の襲撃を受けたワンダとヴィジョンですが、キャプテン・アメリカらアベンジャーズの援護に助けられ、難を逃れます。

「ワンダヴィジョン」
6つのストーンを狙っていたサノス - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 サノスの手に渡る前にマインド・ストーンを破壊しようと決めたアベンジャーズは、ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)の故郷ワカンダに移動。最新テクノロジーを利用して、ヴィジョンの額からストーンを切り離そうとしますが、サノスの軍団に加えて、5つのストーンを手にしたサノス本人までも登場。ヴィジョンはワンダにストーンの破壊を命じて一度は成功するものの、サノスがタイム・ストーンの能力で時間を巻き戻したことで、マインド・ストーンを強奪。ヴィジョンは機能を停止してしまいます。6つのストーンをそろえたサノスは“指パッチン”を行い、ワンダをはじめとするアベンジャーズ、そして全宇宙の生命の半分を消し去ってしまったのです。

 残されたアベンジャーズのメンバーは、続く『アベンジャーズ/エンドゲーム』で過去へと遡り、サノスよりも先に6つのインフィニティ・ストーンをそろえることで、失われた生命を蘇らせようと再始動します。仲間の犠牲もありながら、アベンジャーズは過去で6つのインフィニティ・ストーンを入手し、再び“指パッチン”を発動。消えてしまったヒーローたちは見事に復活していますが、サノスの“指パッチン”以前に命を落としていたヴィジョンは蘇っていません。サノスとの最終決戦に挑んだワンダの怒りは最高潮になっており、サノスの前に現れると「お前は私から全てを奪った」と吐き捨て、サノスに猛攻撃を浴びせました。

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そして「ワンダヴィジョン」へ…

「ワンダヴィジョン」
謎多きドラマ「ワンダヴィジョン」 - (c) 2020 Marvel

 MCUフェーズ4にラインナップされている「ワンダヴィジョン」は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後を舞台に、郊外で理想的な生活を送るワンダとヴィジョンの姿を、MCU初のシットコム(シチュエーション・コメディー)形式で描くドラマシリーズです。しかし、『エンドゲーム』でヴィジョンは復活しておらず、どうしてワンダと問題なく暮らしているのかも不明……。ドラマでは、日常の裏に隠された“謎”が徐々に剥き出しになっていくと言われており、怪しい雰囲気がプンプン漂っています。

 さらに、本作にはもう一つ重要なポイントが。「ワンダヴィジョン」の物語は、2022年3月25日全米公開予定の映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題) / Doctor Strange in the Multiverse of Madness』に直結するのです。これは、2019年のサンディエゴ・コミコンにてマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが正式発表したもので、映画には主人公ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に加えて、エリザベスふんするワンダも登場することが決まっています。つまり、「ワンダヴィジョン」は今後展開されるMCUフェーズ4の重要な役割を担っているのです。

 他にも、ドラマには『アントマン&ワスプ』で活躍したFBI捜査官ジミー・ウー(ランドール・パーク)や『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のダーシー・ルイス(カット・デニングス)、『キャプテン・マーベル』からマリア・ランボーの娘モニカが成長した姿で登場するなど、MCUの醍醐味である作品同士のリンクも健在。彼らがワンダとヴィジョンの物語に、どのように関わるのかも注目です。

「ワンダヴィジョン」は2021年1月15日より「Disney+(ディズニープラス)」で日米同時配信

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