第69回ベルリン国際映画祭コンペティション部門16作品紹介(3/3)

第69回ベルリン国際映画祭

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『ミスター・ジョーンズ(原題) / Mr. Jones』

Mr. Jones
(C)Robert Palka / Film Produkcja

製作国:ポーランド、イギリス、ウクライナ
監督:アグニェシュカ・ホランド
キャスト:ジェームズ・ノートンヴァネッサ・カービー

【ストーリー】 1930年代初頭、ソビエトに赴いた英国外務省出身のガレス・ジョーンズは、モスクワ当局がウクライナ人を大量餓死させている事実を、世界に伝えようと試みる。だが、これをきっかけにジョーンズは命を狙われるようになる。

【ここに注目】太陽と月に背いて』『敬愛なるベートーヴェン』などで知られるアグニェシュカ・ホランド監督。前作『スプーア(英題) / Spoor』は、第67回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(アルフレート・バウアー賞)を受賞している。今作は、作家ジョージ・オーウェルの小説「動物農場」の元ネタである、ソ連が行った計画的飢餓“ホロドモール”を描いたスリラーで、実在したイギリス人ジャーナリスト、ガレス・ジョーンズ役でジェームズ・ノートンが主演している。

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『オンドッグ(原題) / Ondog』

Ondog
(C)Wang Quan'an

製作国:モンゴル
監督:ワン・チュアンアン
キャスト:ドラムジャブ・エンクタイバンアオリゲーレト

【ストーリー】 モンゴルの草原で、狼と隣人の両方から恐れられる、遊牧民のある女性は故郷の神話に密接した計画を持っていた。ある日、殺人事件が起き、遊牧民らは殺人現場を警戒するように求められる。

【ここに注目】 内モンゴル自治区を舞台に、事故で下半身不随となった夫と2人の子供を支える女性の姿を描いた『トゥヤーの結婚』で、第57回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した経歴を持つ、中国のワン・チュアンアン監督による新作。別れた夫婦の姿を通じて、中国と台湾の複雑な歴史を描いた『再会の食卓』でも銀熊賞(脚本賞)に輝いているだけあり、秘密のベールに包まれた新作も、重厚なドラマが期待される。

『ゴースト・タウン・アンソロジー(英題) / Ghost Town Anthology』

製作国:カナダ
監督:ドゥニ・コーテ
キャスト:ロバート・ネイラージョセ・デシェーヌ

【ストーリー】 215人しか住民のいない小さな村で、自動車事故で命を落としたシモン・デュベ。ショックを受けた村民たちは、惨事について語ろうとせず、時はいつまでも進まないように思われた。そんな悲嘆にくれている村で、よそ者たちが見かけられるようになり……。

【ここに注目】 『ヴィクとフロ 熊に会う』が、第63回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で銀熊賞(アルフレート・バウアー賞)を受賞したカナダ人監督ドゥニ・コーテ。ロカルノ国際映画祭では、監督賞を2度も獲得するなど国際的な評価も高い。長編映画11作目となる本作は、作家ローレンス・オリヴィエによる同盟小説を映画化したファンタジックなドラマだとか。

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『アウト・スティーリング・ホーセズ(英題) / Out Stealing Horses』

製作国:ノルウェー、スウェーデン、デンマーク
監督:ハンス・ペテル・モランド
キャスト:ステラン・スカルスガルドトビアス・ザンテルマン

【ストーリー】 妻を亡くした67歳のトロンド・サンデルは、愛犬と静かに暮らそうとノルウェーの湖畔に移り住む。そこで偶然、少年時代の親友の弟と出合い、トロンドは15歳の夏のある出来事、そして父との記憶に思いを馳せる。

【ここに注目】 ハンス・ペテル・モランド監督が、ノルウェーを代表する作家ペール・ペッテルソンの世界的ベストセラー小説「馬を盗みに」を映画化。老境にさしかかった孤独な主人公トロンド役を、『マンマ・ミーア!』や『ドラゴン・タトゥーの女』の名優ステラン・スカルスガルドが演じている。『ダークタワー』の撮影監督ラスムス・ヴィデベックが映し出す光の陰影や、馬の息遣いといった映像美にも注目したい。

『ワン・セカンド(英題) / One Second』 ※上映中止により対象外

One Second
(C)Huanxi Media Group

製作国:中国
監督:チャン・イーモウ
キャスト:チャン・イー、ファン・ウェイ

【ストーリー】 文化大革命期の中国。ある映画が上映されるのを心待ちにしている村人たち。そして、その映画を観るために労働収容所から逃げ出した囚人。だが、そのフィルムは孤児の少女によって盗まれていた。

【ここに注目】 チャン・イーモウが監督デビュー作『紅いコーリャン』で、ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞したのは31年前のこと。今や国際的に活躍するイーモウ監督の新作は、監督から映画へのラブレターのようなもので、『グレートウォール』などの大作が続いた監督が、映画作家としてのルーツに戻る作品なのだとか。『山河ノスタルジア』のチャン・イーなどが出演する。

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