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『リーピング』ヒラリー・スワンク

今週のクローズアップ

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今週のクローズアップ ヒラリー・スワンク

 週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をご紹介します。今週は、5月19日公開の『リーピング』でホラー初挑戦のヒラリー・スワンクをクローズアップします。これまでに2度、アカデミー賞主演女優賞を受賞し、映画史に名を刻んだヒラリー。女優だけでなく、プロデューサーとしても活躍を始めた彼女の“強さ”の秘密を探ってみましょう。
トレーラーハウス育ち、これぞ雑草魂!

 1974年7月30日、アメリカ・ワシントン州ベリンガム出身。トレーラーハウス育ちで、生活が貧しかったことは有名。8歳のころ、女優を目指し始めたヒラリーは、プロデューサーのスージー・サックスに見いだされ、9歳で演技を始めました。幼いころの良い思い出ではなく、孤独から抜け出すため、女優になりたいのも自分で自分の幸せを築きたかったと語るヒラリー。1990年、16歳のとき、本格的に演技を始めるため、母・ジュディーンとともにロサンゼルスへ移住しました。そのときの所持金は65ドルほど。車や知り合いの家を点々とし、極貧生活をしたという。母はヒラリーを売り込むため映画会社に電話をかけ続けたそうです。


 ロスへ渡った後、テレビドラマの端役を経て、1992年『バッフィ/ザ・バンパイア・キラー』で映画デビュー。この年、のちの夫となるチャド・ロウとも出会いました。そして、1994年『ベスト・キッド4』では、小さいころからスポーツ万能だったことが幸いし、ヒロインに抜てき! 幼いころから運動神経抜群で、水泳ではジュニア五輪選手選考会で優勝した経験を持つほど。この3年後、チャド・ロウと結婚。ちなみに、彼女のエキゾチックな容姿は、ネイティブアメリカンとスペインの血を受け継いでいるからだとか。


 
未来の旦那さんと出会ったの!
Ron Galella, Ltd. / WireImage.com / MediaVast Japan
自信過剰になったら負ける! 自分に厳しいヒラリー

 結婚をして、プライベートも仕事も安定し始めたヒラリー。そこで、彼女の運命を変えた作品『ボーイズ・ドント・クライ』(1999)と出会ったのでした。ブランドン・ティーナ役を3年かけて何百人もの候補の中から勝ち取ったのです。公開後、実話が基になっている話題性もあり、映画賞を総ナメ、20代でオスカー女優となりました。そんな、ヒラリーですが、ブランドン役のギャラは、なんとたったの3000ドルだったそうです。


 オスカーをとると女優としての“格”が、どどーんと上がるもので、『マリー・アントワネットの首飾り』(2001)のギャラはなんと、300万ドル! 3億円越えっす!!


 そして、またまた当たり役が巡ってきたのは2004年クリント・イーストウッド監督の『ミリオンダラー・ベイビー』。壮絶人生を送る女性ボクサー役。貧しい家庭、夢をあきらめない……主人公の生い立ちは、ヒラリー自身の人生そのもの! この役にかける意気込みはハンパではなく、ボクシング訓練を5か月積み、9キロもの筋肉をつけ、映画内ではスタントなしで、ガチンコで試合に挑んでいます。まさに、女ロッキー。本作で、30歳にして、2度目のオスカーを手にしたヒラリー。しかし、「自信過剰になったら負ける」と、謙虚な雑草魂を見せてくれています。


 
支えてくれた監督へのお礼中
Charlotte Schmid-Maybach / LADN / WireImage.com / MediaVast Japan
離婚、新恋人、そして仕事では新たな挑戦

 ハリウッドでのコネ、お金には無縁で、トレーラー生活から抜け出したヒラリーは、若くしてアメリカンドリームを手にしたひとり。「子どもが欲しいわ」と公私共に充実していたのもつかの間、2006年、チャドの薬物乱用が原因で離婚。酒もタバコもやらない超真面目人間のヒラリーの前でドラッグなんて、なんつー旦那! そんな心身ボロボロの彼女を支えたのは、妻子ある男性でした……。彼との交際を正式に認めたヒラリー。ドロ沼覚悟でしょうか!?


 心機一転、仕事に打ち込む彼女に吉報! 2007年1月に、映画界や音楽界のスターの名前が刻まれた星形プレートが埋め込まれているハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに2325番目の殿堂入りを果たし、新作となる『リーピング』では、初のホラー映画に挑戦。本作は『ミリオンダラー・ベイビー』でオスカーを獲得する前から、脚本を手にしていたヒラリー。超常現象を科学的調査する大学教授を演じています。


 「製作にも携わりたい」と新たな分野にも手を伸ばした彼女。夏公開の『フリーダム・ライターズ』では製作総指揮と主演、そして、フランス映画『親密すぎるうちあけ話』のリメークでも製作と主演を務める予定なんだそうで、バリバリ働くヒラリーは、“努力は必ず報われる”、そんな言葉を体現してくれていますね!


女30、これからです。
(C) 2007 Warner Bros. Entertainment Inc - U.S., Canada, Bahamas & Bermuda.
文・構成:シネマトゥデイ編集部

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