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2006年4月

全米話題作

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全米話題作3月
米ボックスオフィスのチャートを賑わす全米話題の映画を厳選して紹介します。
2006年3月の初登場1位を飾ったのはどの作品か!? 
今月の全米話題作は、日本でも公開間近の話題作が続々登場です!
『V フォー・ヴェンデッタ』
『V フォー・ヴェンデッタ』 C) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc.
全米初登場 1位 3/24~3/26順位 2位

英題:V FOR VENDETTA
監督:ジェイムズ・マクティーグ
制作/脚本:ウォシャウスキー兄弟
キャスト:ナタリー・ポートマン 、
ヒューゴ・ウィービング 、スティーブン・レイ
 
ストーリー

近未来、第3次世界大戦後のイギリスはサトラー議長の圧政のもと、独裁国家と化していた。テレビ局に勤めるイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、ある日“V”と名乗る仮面の男(ヒューゴ・ウィービング)に命を救われる。恐怖の元に抑圧されている人民を解放するため、次々にテロを仕掛ける“V”。彼にはまた、冷酷に人を殺める血の復讐(ヴェンデッタ)鬼という別の顔もあった。果たして、“V”の正体は? 彼は凶気が生みだした怪物なのか? イヴィーの心が“V”に近づいたとき、彼の謎が明らかになる。
全米の評価
『マトリックス』シリーズのクリエイターたちが再結集され、マトリックスを描いたウォシャウスキー兄弟が脚本を担当。さらに、町中に貼られたポスターには頭を丸刈りにされたナタリー・ポートマンの姿。過激な“V”サインに、『V フォー・ヴェンデッタ』なんて衝撃的なタイトル。これだけの魅力的な材料がそろって、好奇心旺盛なアメリカ人が観に行かないわけがない! 全米で3月21日から公開された本作は公開と同時にトップに踊り出て、2006年度では4位のオープニング成績をマークした。しかしながら、2週目からは、『インサイド・マン』、『アイス・エイジ2』に押され気味でやや厳しい状況に……。頑張れ“V”! 丸刈りになったナタリーのために!
イケメンチェック!
「こんばんは、Vです……」 (C) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. なんといっても本作のイケメンは、仮面の男“V”様。全編おかっぱのウィッグに仮面をつけているので誰なんだかさっぱり分かりませんがこの“V”役を務めているのは、なんと『マトリックス』シリーズの人気ヒール(悪役)エージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィービング。この人、スミスのときはあんまり気づかなかったけどこんなにセクシーな声をしてるんだ! と意外な才能発見ですが、いかんせん最後の最後までお顔は見えませんのでご了承くださいね。だけどこの“V”、ナタリー・ポートマン演じるイーヴィーが惚れちゃうくらいかっこいい。名作からのセリフをおりまぜたお洒落な会話、巻き舌からみまくりの独特なアクセント! まるで中世の騎士のような“V”の魅力的な戦いっぷりにご注目ください!
インサイド・マン
インサイド・マン
全米初登場 1位 3/31~4/2順位 2位

英題:INSIDE MAN
監督:スパイク・リー
キャスト:デンゼル・ワシントン、
ジョディ・フォスター、クライブ・オーウェン
 
ストーリー

ニューヨーク・マンハッタンの大手銀行が強盗に襲われ、強盗団のリーダー格であるドルトン(クライヴ・オーウェン)は、銀行にいた行員と顧客50名を人質に取って地下にたてこもる。ドルトンらとの人質交渉に選ばれたのは、NYPDの中で不正疑惑が問われているフレイジャー刑事(デンゼル・ワシントン)と、相棒のミッチェル刑事(キウェテル・イジョフォー)。交渉が問題なく進むにつれ、フレイジャーは現金に目もくれない犯人たちに気づく……。「やつらは一体なにを欲しがっているのか?」。そんな疑問がわいたとき、2人の前にマデリン・ホワイト(ジョディ・フォスター)という謎の女性が姿を現した……。
全米の評価
これまで『マルコムX』などの社会派映画を撮りつづけてきた鬼才スパイク・リーが初挑戦したエンターテイメント・クライム・ムービー。キャスティングは、スパイク映画の常連デンゼル・ワシントン、過去2度のアカデミー賞に輝いた演技派女優ジョディー・フォスター、『クローサー』の名演でゴールデン・グローブを受賞したクライブ・オーウェン。これでもかというほどのビッグ・ネームが名を連ねる本作は滑り出しからオープニング1位を飾り絶好調。また、スパイク・リーとデンゼル・ワシントンの黄金コンビとしては『マルコムX』を越える過去最高のオープニング記録となった。2転3転するストーリー展開から、目が離せないこと間違いなし!
イケメンチェック!
「いくつになっても、俺って渋いだろ~?」 Theo Wargo/WireImage.com/MediaVast Japan 『トレーニング・デイ』(主演男優賞)と『グローリー』(助演男優賞)で、黒人として初めてアカデミー賞をW受賞したデンゼル・ワシントンは1954年生まれの52歳。そんな歳とは思えないほどの整った顔立ちは、アメリカで最高のコンピューターが選ぶ「左右対称の顔立ち」に選ばれたことも!(よく分かりませんが、つまり均整がとれた顔ということですね)。ハンサムなルックスに加えて、確かな演技力が備わったデンゼルは常に俳優仲間からも一目置かれている存在です。シドニー・ポワチエに続き史上2人目の受賞となったアカデミー賞の壇上でも、その威厳と自信に満ちた態度にたくさんの拍手が送られたのでした。4人の子持ちでもある、働くハンサムパパの活躍に期待です!
アイス・エイジ2
アイス・エイジ2(C) 2005 TWENTIETH CENTURY FOX
全米初登場 1位 4/7~4/9順位 1位

英題:ICE AGE 2: THE MELTDOWN
監督:カルロス・サルダーニャ
キャスト:(声の出演) レイ・ロマノ、ジョン・レグイザモ、
デニス・リアリー
 
ストーリー

温暖化が進んで氷河期が終わろうとしている2万年前の地球。マンモスのマニー(声:レイ・ロマーノ)と、なまけもののシド(声:ジョン・レグイザモ)、サーベルタイガーのディエゴ(声:デニス・リアリー)は、たくさんの動物たちとともに谷で仲良く暮らしていた。そんな3匹に思いもかけない事件が起こる。なんと谷を囲んでいた氷河が溶け出してしまったのだ。せまりくる大洪水に立ち向かい、マニーたちの大冒険が始まる! マニーの初めての恋のお相手は? 水恐怖症のディエゴは? 女にもてたいシドの運命はいかに!?
全米の評価
全米初登場第1位を見事に飾った本作は、公開3週目でもまだまだ1位を独占キープ。なんと公開3日間で、約7000万ドルという驚異的な記録をたたきだした。この記録は歴代アニメ映画の中でも4位につける奮闘ぶり。勝因はなんといっても、前作『アイス・エイジ』の評判。公開時はさほど成績が伸びなかったものの、子どもたちの口コミによって『アイス・エイジ』人気はじわじわと加速。アメリカで『アイス・エイジ』のDVDをおいていない家庭はないんじゃないか!? といわれるほどの人気ぶりで、続編への期待が高まっていた。さらに、大人でも大爆笑の面白さはファミリー層だけでなく、幅の広い年齢層からの支持で公開2週目にしてついに1億ドルを突破! 今年最初の1億ドル突破作品としてアメリカの『アイス・エイジ』人気は加速するばかりだ。
イケガールチェック!
「私生活じゃあ、優しいパパでちゅ」 Eric Charbonneau/WireImage.com/MediaVast Japan 本作では、声の出演を担当しているジョン・レグイザモはいまやハリウッドにはなくてはならない存在の名バイ・プレイヤーだ。コメディ、アクション、そしてアニメ。なんでもこなしてしまうジョン・レグイザモは、NYで暴れていた元ヤン兄ちゃん(笑)。しかし、演技の道を目指すようになったジョンはその道を卒業して、ニューヨーク大学の演劇科に入学。『3人のエンジェル』で、田舎者のドラッグ・クイーン、チチ役の熱演で高い評価を受けました。なんと演劇にも挑戦してしまうレグイザモは、ブロードウェイで自作のひとり芝居を上演。35週におよぶ大ヒットロングランを記録しました。『タブロイド』では、熱意に燃えるパパラッチ役を好演したレグイザモ。シリアスなキャラクターも、ドラッグ・クイーンも、すべて魅力的に演じる彼のカメレオンぶりに注目です!
ウルトラ・バイオレット
ウルトラ・バイオレットSony Pictures Classics/Photofest/MediaVast Japan
全米初登場 4位 3/10~3/12順位 8位

英題:Ultraviolet
監督:カート・ウィマー
キャスト:ミラ・ジョボビッチ、キャメロン・ブライト、
ウィリアム・フィクトナー
 
ストーリー

21世紀後半、世界では人間を吸血鬼にかえてしまう遺伝子の病気が流行していた。この病に感染すると、身体能力が進化する一方、感染から10年で死亡するという特徴を持っていた。また、政府は感染した者を残らず処分(殺害)するという無情な法を設立していた。看護婦をしているバイオレット(ミラ・ジョボビッチ)は、ある日ひょんなことから吸血鬼病に感染してしまう。彼らを抹殺しようとくわだてる政府に反旗をひるがえしたバイオレット。彼女に残された命のタイムリミットは残り36時間。バイオレットと、政府の戦いが始まる!
全米の評価
『バイオ・ハザード』に引き続き、またまた“感染”系の映画に挑戦したミラ・ジョボビッチだったが今回の『ウルトラ・バイオレット』は見事に大コケ。公開1週目にして4位と、悲しいスタートを切ってしまった。週が変わるごとに8位、そしてランク外へと転落の一方の本作。敗因は、『バイオ・ハザード』と何ら変わりばえしない“感染”系ストーリーと、スーパーウーマンを演じるミラを見ることにすっかり飽きてしまった観客に見捨てられてしまったこと。ネットの感想欄には「人生における時間のムダ」「まじつまらん」「クソ映画」などと辛口のコメントが軒を連ねている。ここまでやられていると逆に観たくなってしまうかも!?
イケガールチェック!
「狙った獲物はこのアイビームで必ず落とすわ!」Gregg DeGuire/WireImage.com/MediaVast Japan 思わずため息が出てしまうほど、美しいミラ・ジョボビッチはウクライナ出身の元スーパーモデル。わずか16歳の時に出演した『ブルー・ラグーン』での目を見張るような美しさは、演技力はさておき、オリジナルのブルック・シールズを越えた! と絶賛されました。一度はオーディションで落とされた『フィフス・エレメント』の大役を、リュック・ベッソンとの再会で手に入れた逸話はあまりにも有名! 美しいミラにベタぼれだったベッソンとは、97年に結婚しましたが、のちに離婚。それでも、99年に公開されたリュック・ベッソン監督作品『ジャンヌ・ダルク』ではまったく新しいジャンヌ・ダルクを熱演して女優としての地位を確立させたのです。ミラは、バンド活動をしていることでも有名。コンサート・ツアーも行ってしまうほど精力的に活動する彼女にこうご期待です!
テイク・ザ・リード
テイク・ザ・リードNew Line Cinema/Photofest/MediaVast Japan
全米初登場 3位 4/14~4/16順位 5位

英題:Take the Lead
監督:リズ・フライドラナー
キャスト:アントニオ・バンデラス、ロブ・ブラウン、
ダンテ・バスコ
 
ストーリー

マンハッタンで社交ダンスを教えているピエール(アントニオ・バンデラス)は、仕事の合間にニューヨークの高校生に社交ダンスを教えるボランティアをしていた。社交ダンスのコンテストで踊るダンスを模索中だったピエールは、生徒である高校生が踊るヒップホップダンスからヒントを得る。また、生徒たちも、社交ダンスのレッスンを通してピエールのダンスへの熱意に影響され、自分自身への誇り、情熱、人生で必要なさまざまな感情を彼から学んでいく……。
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もともとダンスやミュージカルが大好きなアメリカ人にとって、もっとも“ツボ”な作品がこの手のダンス映画ではないだろうか。『マスク・オブ・ゾロ』でセクシーな魅力を爆発させたバンデラスの情熱的なダンスが、全米のネットワークを通じて予告ロールが流されまくっていた2週間ほど、アメリカの奥様、お嬢様がたはきっとムラムラと公開を待っていたはず! そして予想通り、トップを爆進中の『アイス・エイジ2』に続けとばかりに初登場3位という奮闘ぶり。そろそろ『アイス・エイジ2』を観た人たちが来週あたりから『テイク・ザ・リード』でダンスを楽しみだすのではないだろうか? 日本同様、アメリカでも社交ダンスが熱い!!
イケメンチェック!
「私と踊りませんか? セニョリータ」im Spellman/WireImage.com/MediaVast Japan その顔から! その声から! その胸毛から! ラテンの男の香りがぷんぷん漂うミスター・フェロモンのアントニオ・バンデラスが、ラテン男の魅力をまたまた見せてくれちゃいました。『エビータ』でマドンナすらメロメロにしてしまったダンスの才能を『テイク・ザ・リード』では、あますところなく発揮しています。しかも、おじちゃん頑張ってヒップホップにも挑戦です。ちょっと笑えます。詳しくは、公式サイト(英語版のみ)のトレイラーをご覧あれ。おっちゃんでも腰の動きだけは誰にも負けてませんから。暑い夏は、バンデラスの第5ボタンまで開けたシャツから見える胸毛と、彼の情熱的な社交ダンスで乗り切りましょう! 一生に1度は、バンデラスと踊りたい! 赤いバラをくわえて……。同じアントニオでも、猪木とはえらい違いですが、熱さだけはかなりかぶっているバンデラスだったのでした。
今月はこの人に注目!<『氷の微笑2』のシャロン・ストーン>
『氷の微笑2』Sony Pictures Classics/Photofest/MediaVast Japan
全米初登場 10位 4/7~4/9順位 16位

英題:Basic Instinct 2: Risk Addiction c
監督:マイケル・ケイトン・ジョーンズ
キャスト:シャロン・ストーン、デビット・モリッシー、
シャーロット・ランプリング
 
チェック!

誰も待ちに待ってなんかいないのに、勝手に作られて勝手に公開されてしまった『氷の微笑2』。前作が公開されてから、かれこれ10年以上。当時の相手役のマイケル・ダグラスはもちろん、そのほか候補に挙がった俳優からことごとく出演を断られまくって作られたこの『氷の微笑2』。やりたかったのは、シャロンだけ、観たかったのもシャロンだけだったようです。……にしても10年たっても体のラインは完璧なシャロン・ストーンのヌードシーン観たさにワクワクしちゃった男性陣もいるようで、オープニングでは10位をマーク! でも、次の週には一気に16位まで転落! 舞台をサンフランシスコから、ロンドンに移してイギリス男を手玉に取る悪女キャサリンの大活躍に期待です?!
シャロン・ストーンってどんな人?
「いくつになったって、キンキラで勝負よ!」Dimitrios Kambouris/WireImage.com/MediaVast Japan 美しい肉体を、思う存分使った際どいシーンが多く、エロ系なイメージの強いシャロン・ストーンですが、ハリウッドでは1位といわれているほどのIQの持ち主。さらに、彼女のエイズなどへのチャリティ活動にかける情熱は、『氷の微笑2』への情熱をも越してしまうほど。忘れられたアフリカの危機をテーマに行われるダボス会議に出席していたシャロン。壇上では、タンザニアの大統領が援助額の増額を訴えていました。無反応の会場でシャロンは突然手を上げて、「私はシャロン・ストーンです。皆さんにお願い。アフリカは、いま、この瞬間に寄付を必要としているの。だから私は、いま、ここで1万ドルを寄付します。私に賛同してくれる方は名乗り出て!」とカメラの前で叫んだのでした。彼女の迫力に、5分もたたないうちに約1億円が集まり、その模様が放映された数日後にブレア首相が8500万ドルを寄付! 『氷の微笑2』も作っちゃったし、1億円も集めちゃったし、シャロン姐さんの行動力、アッパレです!!
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