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HiHi Jets猪狩蒼弥『先生の白い嘘』で初の映画単独出演 追加キャスト&主題歌発表

ポスタービジュアル
ポスタービジュアル - (C)2024「先生の白い嘘」製作委員会 (C)鳥飼茜/講談社

 鳥飼茜の漫画を奈緒主演で実写映画化する『先生の白い嘘』(7月5日公開)の追加キャストが13日に発表され、人気グループ HiHi Jets猪狩蒼弥が映画単独出演を果たすことが明らかになった。猪狩が演じるのは、奈緒ふんする高校教師・美鈴の生徒・新妻祐希。クラス内で人妻と不倫関係にあると噂され、担任の美鈴は新妻を呼び出して事情を聞こうとするが、新妻はある衝撃的な性の悩みを打ち明ける……という役どころ。猪狩のほか三吉彩花風間俊介田辺桃子井上想良小林涼子森レイ子吉田宗弘板谷由夏ベンガルが出演。あわせて主題歌がyamaが本作のために作詞を手掛けた「独白」に決定し、同曲を挿入した予告編も公開された。

【動画】yamaの主題歌入り予告編

 本作は、累計部数100万部(全8巻/デジタル版を含む)を突破する同名漫画を原作に、奈緒演じる高校教師が自らの性に対する矛盾した感情や、男女間の性の格差に向き合う姿を通して、人の根底にある醜さと美しさを映し出すヒューマンドラマ。脚本をドラマ「きのう何食べた?」や朝ドラ「おかえりモネ」などの安達奈緒子が、監督を『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』などの恋愛映画の名手で新作『恋わずらいのエリー』の公開を控える三木康一郎が務める。

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 物語のカギを握る新妻祐希(にいづま・ゆうき)を演じる猪狩は、本作で強烈なトラウマを抱えた高校生という難役に挑戦。猪狩はドラマ「恋の病と野郎組」(2019・2022)、「全力!クリーナーズ」(2022)や映画『オレたち応援屋!!』などに HiHi Jets のメンバーと共に出演していたが、単独での映画出演はこれが初となる。

 猪狩は「役者として、まだまだ未熟な自分ではありますが、一流の皆様との感情の応酬に少しでも携われたことを、大変光栄に思っております。『先生の白い嘘』の原作を拝読したとき、なんと心苦しく叙情的な話なのだろうと感じ、作品の中で生きる人物達の叫びに圧し潰されそうになったのを憶えています。そして同時に、本作のキーマンである新妻役を自分が務める事の重大さを再認識し、この難しくも絶対に目を逸らしてはいけないテーマに対して、真摯に向き合いたいと思いました。主演の奈緒さんをはじめ、三木監督、風間俊介さん、三吉彩花さんから沢山のことを勉強させていただきました。先生の伝えたかったこと、そして新妻の伝えたかったことが、僕を通して少しでも皆様に伝われば嬉しい限りです」とコメントを寄せている。

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 美鈴の親友・渕野美奈子(ふちの・みなこ)を演じるのは三吉彩花。地味で控えめな美鈴とは正反対で、男性に依存しながらも見栄を張り、表面を取り繕う。美奈子の婚約者・早藤雅巳(はやふじ・まさみ)役に風間俊介。人当たりも良く社交的なエリートサラリーマンだが、裏では女を見下して暴力をふるう猟奇的でサディスティックな二面性を持つ。

 予告編は「私が声をあげることをしなかったのは、ある可能性に気づいたから」という美鈴の台詞とともに、美鈴が教卓の上から生徒を見下ろすようなシーンからスタート。息を潜めるように淡々と日々をやり過ごしていた美鈴の人生が、生徒の新妻、親友の美奈子、その婚約者・早藤らとの関係の中で、思わぬ方向に転じていく一端が見られる。

 三吉彩花、風間俊介、主題歌・yamaのコメントは下記の通り。(石川友里恵)

三吉彩花:渕野美奈子(ふちの・みなこ)

 小学生や中学生の時、よく少女漫画を読んでいました。家にも沢山の漫画で埋まっていて漫画を読んでいる時は楽しくて仕方がない時間でした。その時感じていた純粋な気持ちとは180度違う角度からの人間模様を映画化すると伺った時、とても不思議な気持ちになりました。原作を読ませていただき、1シーンごとに頭の中でどんどん実写化されていきこの作品に触れたいと、純粋な気持ちが湧き出てきたので出演を決意させていただきました。この作品で喜びや楽しさを見出すのは難しいのではと率直に思いましたが、だからこそ脚本を隅から隅まで読み、美奈子や登場人物たちの小さな喜びやその人の幸せ、そして叫びや意志を汲み取り自分自身に宿らせることが楽しくなるだろうと感じた脚本でした。彼女のような価値観や感覚がとても共感できる部分でもありながら、それと同時に寂しさや現実的な部分を美奈子によって見せられているような感覚でした。一見明るくポジティブに見える面も、奥には殻の中に閉じこもって迷っている美奈子がいるということ、そしてそれでも強い意志を持って自分自身を証明していく彼女の強さを是非感じていただけたら嬉しいです。

風間俊介:早藤雅巳 (はやふじ・まさみ)

 今まで演じさせて頂いた役柄、全てに愛を持ってきましたが、今回『先生の白い嘘』のお話を頂いた時、初めて早藤という役を愛せないかもしれないと思いました。それと同時に、僕自身が愛せないかもしれない役を演じた時に、自分自身がどうなるかを知りたいという気持ちにもなりました。魂を擦り減らし、己と反発する感情と共に向き合った作品です。この作品が、誰かを鼓舞し、誰かを救う事を願っています。

主題歌:yama

 主人公の美鈴は「先生」という人を導く立場でありながらも、不安定な精神状況で身をすり減らして生きており、見ていて心が痛みました。性に対する嫌悪、傷付けられた自尊心、自責思考に陥り、自分自身と向き合うことの難解さはリアルに描かれていました。それらはテストにあるような模範的で道徳的な答えで導き出せるほど、簡単な問題ではなく、それぞれが人間味のある感情、トラウマ、矛盾を抱えているので自分も複雑な想いになりました。消えない傷を抱えながら、自分自身を受容し、散らばった心を少しでも取り戻していけるように願って「独白」の歌詞を書きました。楽曲と共にお楽しみ頂けたら幸いです。

映画『先生の白い嘘』60秒予告 | 7月5日 (金) 公開 » 動画の詳細
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