「光る君へ」で地獄の女子会…“忖度なし”のまひろに緊張走る
21日に放送された吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」（NHK総合・日曜午後8時～ほか）の第3回では金田哲（はんにゃ.）、町田啓太、渡辺大知らが演じる新キャラが続々登場し、とりわけ凰稀かなめ、黒木華らが顔を見せた“女子会”の場面では緊張が走った（※一部ネタバレあり）。
一刻も早くも円融天皇（坂東巳之助）を譲位させ、孫である懐仁親王を帝にしたい藤原兼家（段田安則）。ライバルの左大臣・源雅信（益岡徹）の動向を気を揉む兼家に、紫式部（まひろ/吉高）の父・為時（岸谷五朗）はある提案をする。
為時が兼家のために行ったのは、左大臣の娘・倫子（黒木華）に入内の気配はないのかを探るため、左大臣家で行われる姫たちの集いに娘のまひろを送り込んだこと。まさかスパイに仕立てられるとは思ってもみないまひろは、自分のような身分の低い者が行くべきところではないと案じながらも左大臣家へ。そこには、倫子やその女房で歌人の赤染衛門（凰稀かなめ）らが集っており、到着するなり視線はまひろに集中。父親の職業を尋ねられたまひろは、まだ官職についていないと答え恐縮。着物だけでも身分の差は一目瞭然で、SNSでは「場違い感ハンパない」「なにこの地獄の女子会」「アウェー感よ…」「ぞっとする場」「この女子会行きたくない」「こわ～！」「マウンティングこえぇ～」「胃が痛い」など不安の声が次々に上がっていた。
しかし、「偏継」（一人が漢字のつくりを示し、種々の偏をつけた文字を答える）が始まるとまひろは夢中に。目にもとまらぬ速さで次々に解答していき、まひろの独り勝ちにビミョーな空気となり、SNSでは「忖度しないまひろ」「ガチすぎるまひろちゃん」「あまりやり過ぎない方が…」「少しやりすぎ？w」「空気読んで～まひろw」「まひろ容赦なしw」と心配する声や称賛が相次いだ。
なお、緊張が走るたびに「おほほほほ」と朗らかな笑い声で場を和ませていた倫子を演じた黒木は、2014年の朝ドラ「花子とアン」でも吉高と共演。吉高は「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子をモデルにした主人公を、黒木はその妹かよを演じており、二人の顔合わせに歓喜の声も見られた。なお、藤原公任役の町田啓太も同ドラマに出演。花子の夫の弟で、かよに求婚後、突然の悲劇に見舞われた郁弥を演じていた。（編集部・石井百合子）
