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青山剛昌、劇場版コナン次回作に言及し会場どよめき「平次くんがとんでもないところで」

『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』舞台あいさつに登壇した青山剛昌、高山みなみ、立川譲監督
『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』舞台あいさつに登壇した青山剛昌、高山みなみ、立川譲監督

 映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』の「ティーチイン付き・ブラックボックス舞台あいさつ」が30日に都内で行われ、江戸川コナン役の声優・高山みなみ立川譲監督、原作者の青山剛昌、コナン(着ぐるみ)が来場し、制作秘話や次回作について語った。

【画像】『名探偵コナン 黒鉄の魚影』フォトギャラリー(くろがねのサブマリン)』フォトギャラリー

 本作は、青山剛昌の人気漫画を原作にした人気アニメの劇場版シリーズ第26弾。東京・八丈島近海に建設されたインターポールの海洋施設「パシフィック・ブイ」。施設のある新技術をめぐって、コナンや灰原哀に黒ずくめの組織の影が忍び寄る。

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 観客動員974万人、興行収入137億円を突破し、劇場版26作目にしてシリーズ歴代1位の成績を記録した同作。高山は「毎月、まさかここまでとはな……思っていたわたしなんです。本当に愛してもらえる作品になりました。次回作もどうぞよろしくお願い致します」と感謝。また、2018年公開の『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』以来の舞台あいさつとなった青山は、ファンの黄色い歓声に迎えられて登場。上映後の感想に代わる万雷の拍手に「うれしいですね」と目じりを下げた。

 立川監督が映画制作の過程を説明すると、青山もスタッフを自宅に招いて打ち合わせをしていることや、初期はラストカットくらいしか原画を描いていなかったものの、「最初はアニメーターさんの仕事を奪っちゃいけないと遠慮していたけど、最近は遠慮していない」と年々原画を描く回数が増えているといった裏話を披露。貴重な絵コンテや原画なども公開された。また、「俺んちに円盤があるので20回弱は観ました」と本作の鑑賞回数も明かして観客を驚かせた。

貴重な資料も公開

 映画のティザービジュアルの話になると、青山は「適当(に描いている)かな」と笑いつつ、立川監督にLINEでラフ画を送り、「やっぱり赤井と安室にしました」「阿笠博士がいないんですけど……」「足す?」などと話し合いながら仕上げていることも紹介。そして、立川監督が「来年のティザーも楽しみ」と期待すると、高山は「楽しみですね。実はさっきちょっと見せてもらった」とポロリ。客席からは「え~!」と驚きの声があがった。

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 最後に「ちょっと来年の映画の……」と切り出した青山は「(服部)平次くんがとんでもないところで戦うのでお楽しみに」と呼びかけ。会場がどよめく中、続けて「コナンくんがとんでもない所をスケボーで走るのでお楽しみに!」とアピールすると笑い声があふれ、コナンも驚きのポーズ。さらに青山は「(少年)サンデーの次の漫画は『怪盗キッド』なんで。「『半沢さん』でおなじみの探偵が出てくる」とも宣伝し、ファンの期待を煽った。(錦怜那)

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