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「仮面ライダーガッチャード」本島純政、母役・南野陽子から刺激「どんな演技も打ち返してくれる」

「仮面ライダーガッチャード」主演・本島純政に直撃インタビュー!変身ポーズのコツ、共演したい先輩ライダーは? » 動画の詳細

 令和仮面ライダーシリーズ第5作「仮面ライダーガッチャード」(9月3日スタート・テレビ朝日系)の主演に抜てきされた、俳優・本島純政(もとじま・じゅんせい/18)。事務所所属からわずか4か月で「仮面ライダー」シリーズの新主人公・一ノ瀬宝太郎(いちのせ・ほうたろう)役を掴んだ。そんな本島が放送開始前にインタビューに応じ、1年間主演を務める覚悟、母親を演じる大先輩・南野陽子との共演について語った。

【動画】「ガッチャード」本島純政を直撃!変身ポーズのコツ、共演したいライダーは?

一ノ瀬宝太郎は「共感しやすい部分が多々ある」

バッタのケミー「ホッパー1」と出会う宝太郎 - (c)2023 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 オーディションを経て主演を勝ち取った本島は、「事務所でマネージャーさんから、『仮面ライダーガッチャード』の主演が決まったと報告されて、飛び跳ねたのを覚えています」と当時を振り返る。「でも、同時に『僕は1年間(主演を)やれるのか』という責任感や、不安が一気に襲ってきました」と大役へのプレッシャーも抱いていた。

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 本島が演じる宝太郎は、勉強はできないが運動は得意な、よくいる高校2年生。“自分だけの何か=ガッチャ”を探し求めていたところ、ひょんなことから変身ベルトを託され、仮面ライダーガッチャードとして、世に放たれた101体の人工生命体・ケミーを回収する使命を担うことになる。

 「仮面ライダーになりたての宝太郎は、どんどん壁にぶち当たっていくのですが、そこで決して諦めない。芯が強く、自分をしっかり持っている人間です」と本島は語る。今年3月まで現役高校生だったこともあり、役づくりでは、宝太郎をより深くまで理解することができたという。

 「宝太郎のバックグラウンドを考えた時に、共感しやすい部分が多々ありました。運動神経がいいから、元気なキャラクターなのかな? とか、どんな友達がいるかな? とか自分の学生生活に重ねながら宝太郎というキャラクターを考えたので、自分自身も親しみを持てるキャラクターになったと思います」

南野陽子と親子役「本当の母に話している感覚」

南野ふんする宝太郎の母・一ノ瀬珠美 - (c)2023 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 「仮面ライダー」シリーズといえば、迫真の変身シーンも見どころの一つ。第一話での初変身は「特に気合いを入れて挑みました」と自信たっぷりに語る本島だが、撮影前日は緊張で押し潰されそうになっていた。

 「前日の夜は、身も心も緊張しすぎて、鏡の前でずっと変身ポーズを練習していました。お母さんにも見てもらって、『もうちょっと(腕を)動かした方がいいんじゃない?』などアドバイスをもらいながら、試行錯誤して撮影現場に向かいました。本番では緊張もすごかったのですが、憧れの『変身』という台詞を言うことができてとても楽しく撮影できました」

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 宝太郎を温かく見守る母・一ノ瀬珠美(いちのせ・たまみ)を演じるのが、東映制作ドラマ「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」(1985~1986)でお馴染みの南野陽子だ。「本当にたくさんのことを吸収して、勉強させていただいています」と大先輩との共演に充実感をにじませると、「僕がどんな演技をしても、打ち返してくださるんです。ハチャメチャな宝太郎を、お母さんは全部受け止めてくれる」と一ノ瀬親子のシーンを語る。

 「宝太郎がエプロンを乱暴に渡すシーンでも、お母さんは『分かったよ』とやさしく受け止めてくれたり、『お父さんはどうしているの?』と相談するシーンでもすごく話しやすくて、本当のお母さんに話している感覚で演技することができています」

ギーツ・簡秀吉から「1年間頑張れよ!」

ガッチャードの変身ポーズを披露する本島純政

 幼少期から映画が好きだった本島は、高校進学をきっかけに「本当にやりたいことって何だろう?」と将来を考えるようになり、俳優として本格的に活動を始めた。「目標にしている俳優は、吉沢亮さんと鈴木亮平さんです。吉沢さんは仮面ライダーの先輩(『仮面ライダーフォーゼ』朔田流星/仮面ライダーメテオ役)としてもそうですし、大河ドラマの主演、最近だと『東京リベンジャーズ』のマイキー役が本当に大好きです」

 また、前作「仮面ライダーギーツ」の主演を務めた簡秀吉(浮世英寿/仮面ライダーギーツ役)からは、最終話のラストシーンで主役のバトンを受け継いだ。「簡さんから『1年間頑張れよ!』と背中を押されたことを覚えています」と撮影を振り返った本島。簡からギーツのキーホルダーをプレゼントされたそうで、「自分のカバンに付けています」と笑顔を見せた。

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 いよいよスタートする「仮面ライダーガッチャード」。1年間座長として共演者たちを引っ張っていく本島は、「撮影スタッフさんやキャストの皆さんと毎日全力で頑張っています。その熱量は、映像を通じて伝わってくると思います。皆さんには、ぜひその熱量を感じていただき、この作品を観て少しでも前向きな気持ちになれたり、新しいことに挑戦する勇気を受け取っていただけたらうれしいです。僕たちも、それを感じさせられる演技をしていきます」と決意を新たにした。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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