北村匠海「タケミチのように何度も立ち上がって…」 東リベ2の反響にしみじみ
北村匠海が17日、丸の内ピカデリーで行われた映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 －決戦－』（公開中）大ヒット御礼舞台挨拶に山田裕貴、間宮祥太朗、そして主題歌を担当する SUPER BEAVER とともに来場し、「きっと今日が『東京リベンジャーズ』の舞台あいさつや、宣伝に関わることができる最後の日なのかなと」と感慨深い様子を見せた。
和久井健のコミック「東京卍リベンジャーズ」が原作のSFアクション映画『東京リベンジャーズ』の続編となる本作は、原作でも屈指の泣けるエピソードとして名高い「血のハロウィン編」を2部作で描いた後編。6月30日に初日を迎えた後編は、観客動員114万人、興行収入15億円を越える大ヒットを記録中だが、「ちょっとしみじみします。きっと今日が『東京リベンジャーズ』の舞台あいさつや、宣伝に関わることができる最後の日なのかなと。そんな日にこんなにもたくさんの方に来ていただき、ありがとうございます」とあいさつ。
本作の反響について「原作もそうですが男女問わず愛されている作品ですし、実写もいろんな方が愛してくださっているなというのを感じます」と語る北村は「男性、女性、お子さんとか親世代、いろんな方からのお声をいただいていますし、そもそも原作のパワーがすごいというのがあって。ヤンキーものということでケンカもあり、ちょっと目を覆いたくなるようなシーンもあるかもしれないですけど、それだけの人が熱中して観てくれる。この作品のパワーがあるなと感じています」とコメント。
なお、現在公開中の前編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 －運命－』は今月27日での終映が発表され、前後編合わせて観られる機会もあと10日ほどとなる。そのことを踏まえ、北村は「われわれも、撮影では（前後編を）まるまるぶっ続けで1本の作品として撮っていたので。本当に『運命』と『決戦』（という前後編）を観て初めて完成すると思っていますので、ぜひ観てもらいたいです」と呼びかけた。
一方の山田も「違う作品の現場で撮影をしていても、スタッフさんが観たよと言ってくれたり。違う作品なのに、前室にリベンジャーズのチラシを貼ってくれたりして。いろんな人を巻き込んで見てくれているんだなと思った」としみじみ。さらに「妹から連絡が来て、伊勢丹にドラケンがいたという話を聞きまして。髪型と服装を完全再現している方がいて。“おにい、いなかったよね”と言われて。“いや、いなかったけど”と返したんですけど、それくらい熱狂的にいてくれるというのはリベンジャーズならではだと思うので、すごくうれしかったですね」と付け加え、会場を沸かせた。
そんな登壇者たちをねぎらうように、この日は原作者・和久井健直筆のイラストが寄せられた。タケミチ、ドラケン、マイキー、キサキたちが描かれたイラストの横に「パワー貰いました！！東リベ2最高！！！」というコメントも記されており、それを見た北村が「先ほど原画を見させていただいたんですが、世界に1枚しかない、裏にインクがにじんでいるようなものを見させていただいたんですが、本当にすごいですね」としみじみ語ると、山田も「わざわざ今日のために」と感激した様子。そんな流れで、「この構図での写真を撮っておけば良かった」ということで、イラストを再現しはじめる登壇者たち。「こっちか」「こうだよね」「（マイキー役の）吉沢亮不在なんですけど！」などと、わちゃわちゃ言い合いながらも、イラストの構図を再現。その様子に会場からは大きな拍手がわき起こった。
そしてこの日は SUPER BEAVER が、主題歌「儚くない」の弾き語りを生披露。それを聴いた北村も「ヤバいっす。鳥肌が立ったッス。音楽番組とか、フェスとかでも聴いているんですけど、なんかすごいぶっ刺さりました。良かったです」としみじみ。
そんなイベントもいよいよフィナーレ。最後に北村が「われわれは本当にいろんな壁に何度もぶち当たりながらも、それでも全員がタケミチのように何度も立ち上がって、前に進んできました。この先10年、20年先にも何度も見直したいなと思えるものができたと自信をもって言えますので、この先もずっと愛していただけたらうれしいです」と会場に呼びかけた。（取材・文：壬生智裕）
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 －決戦－』は全国公開中
