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窪田正孝、初の最優秀助演男優賞!「全部むき出しにしてぶつかった」

第46回日本アカデミー賞

窪田正孝
窪田正孝 - 写真提供:東京写真記者協会

 第46回日本アカデミー賞授賞式が10日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、窪田正孝(34)が映画『ある男』で初の最優秀助演男優賞に輝いた。

【画像】窪田正孝、最優秀助演男優賞にガッツポーズ!

 本作は、平野啓一郎の小説が原作。弁護士の城戸章良(妻夫木聡)が、かつての依頼者である谷口里枝(安藤サクラ)から亡き夫・大祐(窪田)の身元調査を依頼され、大祐と称していた男の素性を追う。

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 窪田は、物語の核となる、他人になりすましていた謎多き男を繊細に演じた。数々の映画やドラマに出演し、連続テレビ小説「エール」では主演を務めた窪田だが、日本アカデミー賞は意外にも初の受賞。プレゼンターの鈴木亮平に名前を呼ばれた窪田は驚きの表情を浮かべ、壇上に上がると「まさか本当にもらえると思ってなかったので、なにも考えていませんでした。どうしよう……」とブロンズを手に率直な胸の内を明かした。

 そして、「『ある男』という作品で石川(慶)監督と出会って、役の本当の底の底の、本人の中身のもっと深い部分を見つめて撮りたい、というふうに言われて。だから、裸でいるよりも恥ずかしいくらい全部をむき出しにして役にぶつかって。それをサクラさんが受け止めてくれて、すごく幸せな家族像を描いてくれて。でも、なんかそういう幸せって一瞬だし、嫌な気持ちになったりすることって人生すごい多いと思うんですけど、そういう一瞬の人生をこの作品は描いていて。キーになる大役をやらせてもらえたことは、この仕事をしていて本当に良かったなと、いまこの瞬間を噛み締めています」と喜びをにじませた。

 さらに、「映画に国境はなくて、映画祭にも行かせてもらったんですけど、映画の力は本当に無限だし、いろいろな人の心を温めてくれたり、言葉じゃないもので教えてくれたり、そういうエネルギーや力というか、ポジティブなものが映画には本当にあるんだなということを本当に一瞬一瞬で感じていて。この仕事に携われて、役者という仕事をできていることにも心から感謝しています。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を重ねていた。

 また、『ある男』は今年の日本アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞を含む最多12部門13賞の優秀賞を受賞した。

 なお、優秀助演男優賞は窪田のほかに、柄本佑(『ハケンアニメ!』)、窪田正孝(『ある男』)、坂口健太郎(『ヘルドッグス』)、目黒蓮(『月の満ち欠け』)、横浜流星(『流浪の月』)が受賞。うち窪田が最優秀賞に選ばれた。(編集部・梅山富美子)

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