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鈴木亮平『劇場版TOKYO MER』過酷撮影も「大変であればあるほど楽しい」

魅力増し続ける鈴木亮平
魅力増し続ける鈴木亮平

 鈴木亮平が9日、ノートルダム横浜みなとみらいで行われた『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』完成報告会見に出席し、共演者たちが口々に撮影が大変だったと語るなか、「僕は大好きなんですよね」と涼しい顔をみせていた。この日は賀来賢人中条あやみ要潤石田ゆり子松木彩監督も来場した。

【画像】撮影で使われたMERカーも!イベントの様子

 2021年7月期にTBS日曜劇場枠で放送された鈴木主演の連続ドラマを映画化した本作は、救命医療チーム「TOKYO MER」の活躍を描く。劇場版の撮影には、横浜市や周辺の大型施設、横浜市消防局などが全面協力。横浜のランドマークタワーで発生した爆発事故に駆けつけた「TOKYO MER」のメンバーが、危険を顧みない命がけの医療活動を行う姿が描かれる。

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 本作が撮影された横浜みなとみらいの景色を見渡した鈴木は、「今日は天気も最高で、皆さんに完成報告をするには絶好のMER日和になったなと思います」と笑顔で切り出すと、「1年ほど前、ここにいるメンバーや、ほかのメンバーたちと一緒に、気温的にも、気持ち的にも熱い、暑い思いをしながら撮っていたことを懐かしく思い出します」としみじみ。ドラマの反響は非常に大きかったようで、「普段、感想を言ってこないような人たちからも感想をもらった」「これは絶対に映画になる」といった言葉を多くの人たちから受け取っていたという。

 本作の劇場版が制作されることは、ドラマ版の撮影のクランクアップ直前に知らされたという。その連絡を受けた際に「だまされないぞと思いましたね」と振り返った鈴木は、「続編ができるのはこれ以上ないしあわせなんです。だからこそこれで浮かれて。やっぱりナシになりましたとなると傷ついてしまう。だからクランクイン間近になって、やっぱりやるんだ、みんなに会えるんだとうれしくなりましたね」と笑顔。賀来も「その時は連ドラのピークでフラフラだったので現実感が湧かなかった。でもスケジュールも無事決まったということで、ドラマだけで十分やりきったということもあったので、これを越えるエネルギーをどう出そうかというのはドキドキでした」と続けた。

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 これまで数多くのドラマ、映画に参加し、計り知れないほどの経験値を積み重ねてきたはずのこの日の登壇者たちだが、彼らの口から出てくるのは「いかにこの現場が大変だったか」という話だった。まずは要が「地下駐車場で、真夏なのに防護服を着ることになって。もう着た瞬間に汗が100リットルくらい出るようでした。僕は温厚で有名なんですが、はじめて現場でピリつきました。だから映画が決まった時は不安がありました」とボヤくことしきり。
 
 さらに非常階段のシーンでも「真夏の倉庫で、狭い階段を何百回も往復して。俳優だけでなく、カメラマンや照明さんなどのスタッフも何度も往復した。しかもクーラーもなく、目の前で火が燃えてるんですよ。あれは拷問です」と要が証言するなど、賀来、中条らも大変だった撮影を振り返る。賀来、要などからは「これまでの仕事で一番大変だった」と正直な思いを吐露されたという。

 だが鈴木だけは涼しい顔で「僕はあれですね。大変なのが好きなんですね。大変であればあるほど楽しいというか。MERってこうだよねと思うんです」とコメントし、賀来や中条たちは「ちょっとおかしいですよ」とあきれた様子をみせていた。

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 その反応に思わず笑ってしまった鈴木は「それこそ階段で、いろんな人を抱きかかえながらひたすら降りるシーンが多かったんですけど、だんだん背中がつってくるんですね。ものすごく痛いんですけど、抱えている人を落とすわけにはいかないので。喜多見もこういう気持ちなんだなと思うんですね」と付け加え、会場を沸かせた。

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キャスト&撮影で使われたMERカー

 そんな鈴木と、「TOKYO MERのチームとは離れたところのシーンが多かった」と回顧する石田以外の俳優陣からは、口々に「大変だった」という声が飛び出し、「皆さんには本当に感謝しかありません」と苦笑いの松木監督。「ただひとつ、(鈴木)亮平さんに言いたいのは、火を減らそうかなとか、楽にしようかなと言うと、『監督、そんなもんでいいんですか』と言われて。そう言われると、何か挑戦されたような気持ちになるので。そこは(鈴木亮平と)共犯だと思います」と語ると、鈴木も「気を付けます。もちろん安全第一ですが」と笑いながら謝罪の言葉を述べた。

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 だが、そんな過酷な撮影ゆえに強い絆が生まれたのだという。中条が「本当に、皆さんが今までで一番大変だったというくらいに大変な現場だったんですが、その大変な現場を乗り越えたことで、絆が生まれたので。映画に入った時も、1年ぶりにお会いしたのに、3日前まで一緒にいたんじゃないかという感覚で撮影に入ることができました。(鈴木演じる)喜多見チーフが背中を押してくれました」と語っていた。(壬生智裕)

『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』は4月28日全国公開

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