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24年大河「光る君へ」柄本佑が藤原道長に!吉高由里子&大石静と「知らなくていいコト」に続くタッグ

(C) NHK

 吉高由里子が主演を務める2024年度の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合ほか)で、吉高ふんする主人公の紫式部の生涯のソウルメイトで、物語のキーマンとなる藤原道長役を柄本佑が務めることが発表された。柄本は吉高と日本テレビ系の連続ドラマ「知らなくていいコト」でも共演している。8日に渋谷のNHK放送センターで行われた発表会見の場で明らかになった。

【画像】最高の2ショット!「知らなくていいコト」吉高由里子&柄本佑

 「光る君へ」は、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生みだした紫式部を主人公にした物語。武家台頭の時代を目前に、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した式部の一生が描かれる。脚本を2006年放送の大河ドラマ「功名が辻」などの大石静が担当し、吉高と柄本とは「知らなくていいコト」に続くタッグを果たす。

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 柄本が演じる道長は、名門・藤原北家に生まれ、平安の貴族社会で最高の権力者として名を遺した男性。まひろ (紫式部)とは幼い頃に出会い、のちに「源氏物語」の執筆をバックアップし、きさきとなった娘に学問を授けさせるために宮中に出仕させる。二人には身分差があるが、その心は生涯離れることのできないソウルメイトとしてつながっており、お互いの人生の輝き、喜び、そして苦しみをつぶさに見つめあうことになる。

 本作の制作統括を務める内田ゆきプロデューサーは、今回のキャスティングについて「末っ子でのんびりと育ったダークホース中のダークホースという青年がいつしか運に導かれて、実力と非凡さを発揮し成り上がっていく。そういった男性の人生の折々の表情をしっかりと演じていただける方。そして何よりも、主役の紫式部の心から離れることない男性であると。いろいろな高度な要望を満たしてくださる方ということで、(脚本の)大石静さんとも話しまして、柄本佑さんしかいないじゃないかということでお願いしました」と明かす。

 脚本の大石も「先日、書道のお稽古で久しぶりに柄本さんと会いましたが、そのスラリとした体形と、さりげなく何気なくあふれ出す色気が半端なく、うっとりしました」と語っていたという内田プロデューサー。女性が多いという今回の制作チームの中でも、柄本は「ワクワクではなくザワザワを持っている男性」という評価だったといい、二人のラブシーンについても「日曜の夜8時に家族で観ていただきたいというのもあるので、ラブシーンをあらわに描くことは目的ではない。ただ先ほどのザワザワではないですが、キャーッとなるくらいにはやりたい」と語った。

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 そして、ステージに登壇した柄本は「道長さんについては鋭意調査中であるので具体的なことは言えないのですが」と前置きしつつも、「時の権力者というと堅くて怖いイメージがありますが、本当に末っ子でのんびり育った方なので。皆さまがイメージする道長ではなく、もう少し人間味と奥行きがある道長を、年齢によって違った表情を見せていけたら。長丁場の撮影なので、とにかく健康面に気を付けたいと思います」と意気込み。

 さらに「数年前にやったドラマが本当に楽しくて。刺激的だったんでしょうね。大石先生と吉高さんで大河をやると聞いて。心の底でなんで俺に(オファーが)ないのかなと思っていたんじゃないかと思います。だからこの座組に仲間入りできることがとにかくうれしくて。ぜひやらせてくださいと言いました」と思いを述べた。

 今回のキャスティングは極秘に行われたため、ほとんどの人にはこのことを伝えていないという柄本。「うちの妻(女優の安藤サクラ)には、撮影が1年かかるということもあり、決まったことをお伝えしました。これに出させてもらうよと言ったら、一瞬止まって。『もう一回いい?』というリアクションでしたけれども、本人もとても喜んでくれて。楽しみにしてくれていると思います」と明かす。

 一方の吉高は「心強いなという気持ちがはじめに来ましたね」とニッコリ。「柄本さんとは日本テレビのドラマでご一緒したことがあって。台本からは想像もしないようなお芝居を瞬発力でされる方だったので。本当にそのリアクションが楽しいワンクールだったんですけど、今回はどういう発想で、台本をどういう風に具現化されるのか。一年を通してそばで見られるのはすごく楽しみ」と笑顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)

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