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「鎌倉殿の13人」オンベレブンビンバの謎が判明!

第37回「オンベレブンビンバ」より
第37回「オンベレブンビンバ」より - (C)NHK

 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)で「ググってもわからない」「どういう意味……?」と話題を呼んだ第37回の謎のサブタイトル「オンベレブンビンバ」。25日の放送をもって、このワードの由来が明らかになった(※ネタバレあり。第37回の詳細に触れています)。

第37回「オンベレブンビンバ」で一瞬だけ戻った北条のあの頃…

 本作は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗旬)が武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく物語。18日に放送された第36回で次回予告のサブタイトルとして映し出された「オンベレブンビンバ」。SNS上ではこの意味不明なワードを巡って混乱、憶測の声が多く寄せられていたが、第37回の放送でその意味が回収されることとなった。

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 37回の舞台は、元久2年(1205年)の夏。あらぬ謀反の疑いをかけられ討伐された畠山重忠(中川大志)の乱を機に、北条の家中は対立。義時は政子(小池栄子)、大江広元(栗原英雄)らと政治の新体制を始動させ、父・時政(坂東彌十郎)を排除する決意をする。この状況に憤慨するりく(宮沢りえ)は、娘婿の平賀朝雅(山中崇)を担いで鎌倉殿にすることを画策。計画は着々と進み、決行当日、時政はりくに「夜までに一つやっておきたいことがある」と館を出る。三浦義村(山本耕史)の密告によりこの企みを知った義時、政子の前に、やたらと陽気な時政が酒と肴を持って突然現れ、実衣(宮澤エマ)と時房(瀬戸康史)も呼ばれ、皆がいぶかしがるなか家族の酒宴が始まる。そして、時政が「オンベレブンビンバー」と妙な呪文を唱える。

第21回「仏の眼差し」より、時政に“元気になるおまじない”を伝授する大姫(南沙良)

 この由来は、5月29日に放送された第21回「仏の眼差し」で、亡き大姫(南沙良)が時政に教えた“元気になるおまじない”から。時代はさかのぼって文治5年(1189年)、のちの北条政範(中川翼)の誕生を祝って、八重(新垣結衣)、全成(新納慎也)、畠山重忠夫妻や稲毛重成夫妻ら当時の北条家のメンバーが北条館に集合した場でのこと。このとき、許嫁の源義高(市川染五郎)を失った悲しみに沈んでいた大姫は自らを「葵」と名乗り、おまじないや魔除けに傾倒。大姫は祖父の時政を見て「赤ちゃんに命を吸い取られている」と言い、“元気になるおまじない”として「オンタラクーソワカー」を教えた。

 時政は、それを「オンベレブンビンバー」と読み違えたというのが種明かし。それが間違っていることは政子たちにもわかっているが、なにぶん16年前のことなので正解も出ず、離れて仏頂面で飲んでいた義時も加わり全員で思い出そうと盛り上がる。伊豆のころの北条家に一瞬だけ戻った、短い酒盛り。二度と戻らない時間を描くシーンだった。(編集部・石井百合子)

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