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スター・ウォーズ『ローグ・ワン』は「誇り」 アンドー俳優ディエゴ・ルナ、前日譚ドラマの挑戦

「キャシアン・アンドー」より今回も知られざる戦士たちのドラマが描かれそう
「キャシアン・アンドー」より今回も知られざる戦士たちのドラマが描かれそう - (C)2022 Lucasfilm Ltd.

 映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)の前日譚(たん)を描くディズニープラスの新シリーズ「キャシアン・アンドー」。主人公アンドーを演じるディエゴ・ルナが、『ローグ・ワン』を振り返りながら、9月21日に配信を控える本作について語った。

スター・ウォーズ最新作「キャシアン・アンドー」予告編

 『ローグ・ワン』は、シリーズの原点『スター・ウォーズ/新たなる希望』で重大な役割を果たした、帝国の究極兵器デス・スターの設計図を奪う任務に挑んだ戦士たちの物語。ドラマは『新たなる希望』の5年前から幕を開け、チームの一員として決死の作戦に挑んだ、反乱軍の情報将校キャシアン・アンドー(ディエゴ)の過去が描かれる。

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 「本作のキャシアンは、厳しい状況を生き延びることに必死で、暗い人生を皮肉めいた視点から見つめている人物。自分に何ができるのかをまだ知らないんです。本作は、彼が、自分にも何かすごいことができるんだと気づくまでの旅。どんな出来事を経て、彼が全てを犠牲にしてもいいと思えることが起きるのか。僕らはそれを探索しているんです」

 ショーランナーは、『ボーン』シリーズの脚本家で、かつて『ローグ・ワン』の再撮影を指揮したトニー・ギルロイ。『ローグ・ワン』の軌道修正に大きく貢献したギルロイは、アンドーのキャラクターにも大きな影響を与えたとディエゴは振り返る。「彼はとても才能あふれるライターで、矛盾を探すのが好き。キャシアンを何層もの深みがある複雑な人物にしてくれました。トニーは、どちらが正義でどちらが悪かといった物語は書きません。白と黒の対立ではないグレーな部分を好み、『正しい』というものを描こうとはしない。俳優にとっては、そこが素敵な部分なんです。そういった複雑な役は見ていても楽しいし、演じる立場にとっても美味しいですから」

 『ローグ・ワン』は、キャシアンをはじめとした戦士たちの「犠牲」の物語でもあったが、ディエゴは「あの映画に参加させてもらえることが嬉しかった。子供の頃から追いかけてきたシリーズの1本に出演するというのは、僕にとってすごく意味のあることでした。オファーを光栄に感じ、映画にも満足した。『ローグ・ワン』は特別で、大胆で、リスキーな作品であり、とても誇りに思っています」と語る。

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 ドラマはすでに、シーズン2も決定済み。長いスパンが与えられたことで、ディエゴは、ファンに多くの驚きを提供できると自信をのぞかせる。「だいたいの物語や作品のトーンを理解して、誰が主要キャラクターなのかがわかったと思ったら、それが変化して全然違うものになっていく。長いフォーマットを採用したことで、それが可能になりました。前に進みつつ、何かを捨てて、新しいことを探索する余裕ができたんです」

 それだけに、『スター・ウォーズ』のレジェンドキャラクターとの共演に「期待してもらっていいですよ」というディエゴ。一方で「このシリーズを『キャシアン・アンドー』と呼ぶのはフェアじゃないと思っています」と続ける。「本作は彼だけではなく、人々についての物語なんです。銀河が暗黒の時代にあるなかで、必死で生き残ろうとしている人たちについてのね。この形式だからこそ、僕らは各キャラクターの人生を深堀りして、もっと良く知ることができる。観客の皆さんが、彼らのジャーニーについていきたいと思ってくれることを願っています」

 『ローグ・ワン』は、何者でもない、名もなき戦士たちの物語だったが、ディエゴにとってもそれは大きな意味を持つようだ。「こうして戻って来られたのは、僕にとってすごく特別なことなんです。それは、僕が心の底から信じられる作品のために戻って来られたから。自分にとって意味があると思えるものでないかぎり、かかわる意味はありませんからね」と語る。「本作を観たファンの皆さんが、自分も『スター・ウォーズ』のユニバースの一員なんだと感じてくれることを僕は願っています」(編集部・入倉功一)

「キャシアン・アンドー」初回3話は9月21日(水)よりディズニープラスにて独占配信

『キャシアン・アンドー』|本予告|Disney+ (ディズニープラス) » 動画の詳細
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