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香取慎吾、3年ぶり主演映画で“ダメ夫”役も共感はゼロ「僕自身はすごくいい男なんで」

香取慎吾
香取慎吾

 香取慎吾が29日、都内で行われた映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』の完成披露舞台あいさつに出席。3年ぶりの主演映画となる本作でダメ夫役に挑んだが、香取自身に共感の思いはまったくなかったことを明かした。舞台あいさつには香取のほかに、妻役を務めた岸井ゆきの、共演者の井之脇海的場浩司余貴美子市井昌秀監督も登壇した。

香取慎吾&岸井ゆきのが夫婦役!『犬も食わねどチャーリーは笑う』場面カット<10枚>

 本作は、妻たちが夫に対する本音を書きこむSNS「旦那デスノート」への書き込みをきっかけに、結婚4年目のカップルが夫婦げんかを起こす様を描いたコメディー。香取が夫の田村裕次郎、岸井が妻の日和を演じた。

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 本作で香取は“極めてダメな夫”を演じたが、1年前の撮影を振り返って「すごくダメな男でした。僕自身、香取慎吾はすごくいい男なんで、演じながら(田村のすることに)どうにも納得がいかなかったりすることも多々ありました」と感想を述べる。

 田村の行動にイライラすることも多かったようで「『そこちゃんとしろよ』『何やってんの』って。彼がどう変わっていくかっていうストーリーなんですけど、監督に『ほんと、ダメですよね』と話すと、監督自身を描いた作品でもあるので、監督自身がダメだって言っているみたいで……」と監督とのやりとりも紹介。「監督も何かいうたびに『ごめんなさい』って言うんです。ちなみにそんな監督は僕と同い年です」と笑顔を見せる。

 岸井はそんな香取との共演について、小さい頃からテレビなどで目にしてきた存在であったと明かして「ずっと見てきた方。見てきたままの香取さんでした。これまで共演してきた方々もみんな個性の塊みたいな感じの方たちでしたけど、それでも圧倒的に香取慎吾という感じ。揺るがない個性を感じました」とその存在感に感銘を受けたとのこと。「香取慎吾さんがそこ(すぐそば)にいてくれるんです。何のプレッシャーもかけないで。この意味わかります? 嬉しかったです」とそばにいることのありがたさも口にした。

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 トークの終盤、香取自身の愚痴を問う場面も話題にのぼったが、香取は「愚痴? 愚痴はないな……。すごく優しい、いい子なんで」と照れ笑いでコメント。だが、唐突に「あった!」と思い出したように声をあげると、「今でも『草なぎくん』って言われることがあるんです。時々、いや、最近もありました」と草なぎ剛に名前を間違われることを指摘。

 「言われたら僕もすぐ『あ、慎吾です。いいんですけど』って言うんですけど、そんなことが昔からあるんです。全然違うのに」と述べ、「でも不思議なことに『吾郎ちゃん』って言われることは全然ない」と話して笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』は9月23日公開

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