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かっこ良すぎ!『キングダム2』縛虎申にハマるファン続出

『キングダム2 遥かなる大地へ』より渋川清彦演じる縛虎申
『キングダム2 遥かなる大地へ』より渋川清彦演じる縛虎申 - (C) 原泰久/集英社 (C) 2022映画「キングダム」製作委員会

 初日から4日間で興行収入13億円を突破するヒットスタートとなった山崎賢人(※崎はたつさきが正式表記)主演のアクション『キングダム2 遥かなる大地へ』(公開中)。山崎演じる主人公・信が出会う羌カイ(清野菜名)、ヒョウ公(豊川悦司)ら新キャラも話題だが、その中でもじわじわと人気を博しているのが渋川清彦演じるヒョウ公軍所属の千人将・縛虎申(ばくこしん)だ。

【写真】真逆の演技を見せた『偶然と想像』

 本作は、累計発行部数9,000万部(2022年6月現在)を超える原泰久の人気漫画を、『GANTZ』『図書館戦争』シリーズや『アイアムアヒーロー』などの佐藤信介監督が実写化した『キングダム』(2019)の続編。前作は興収57.3億円を記録し、その年の邦画実写ナンバーワンのヒット作となったが、続編も前作対比で168.8%の出足と好調だ。ネット上ではファンの感想が多く寄せられ、それぞれの「推しキャラ」への熱い思いでにぎわっている。

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 続編は、春秋戦国時代の中国で秦国の玉座をめぐる争いから半年後。戦災孤児の主人公・信(山崎)が、亡き幼なじみの漂(吉沢亮)と約束した「天下の大将軍」になる夢をかなえるべく、隣国・魏との「蛇甘(だかん)平原の戦い」で初陣に臨む。

 主人公・信をはじめとする大沢たかお(王騎)ら続投組のほか、新キャラの話題で度々上がってくるのが縛虎申の名前。単行本では6巻から登場。「先陣も後陣も騎馬も歩兵も等しく死線の上にいる」との考えで、戦に勝つことがすべて。戦況の説明を求めた者を「歩兵ごときが戦の全容を知る必要はない」と斬りつけるなど容赦ないことから、周囲に「特攻好きのいかれた将」「あの人の部隊は毎回大勢死ぬ」と恐れられている。しかし、そうして周囲の犠牲を強いるぶん、自身にも厳しい。魏国・呉慶軍の副将(高橋努)と対峙した際には名ゼリフのオンパレードで、命知らずの信に「勇猛と無謀は違う」と諭す場面も。

 ネット上では、「無謀に見えて全てを背負って進む姿に惚れる」「期待を裏切らない魂のこもった縛虎申」「真のカッコよさにしびれる」「ワクワクしたし号泣した」「揺さぶられた」「シビれた」など、その生きざまに揺さぶられたファンの声で盛り上がっている。

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 演じる渋川清彦は、現在主演ドラマ「ザ・タクシー飯店」(テレビ東京系、毎週水曜深夜1時~)が放送中。町中華をこよなく愛し、人生の酸いも甘いもかみわけたタクシードライバーという役どころ。多作なことで知られ、今年も『ちょっと思い出しただけ』『ツユクサ』『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』『山歌』などが公開。『青い春』『泣き虫しょったんの奇跡』など豊田利晃監督作品の常連。『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督とも度々組んでおり、ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)に輝いた『偶然と想像』(2021)では監督の独特の演出のもと、感情を乗せない演技に臨んだ。今後は「時効警察」の三木聡監督の新作『コンビニエンス・ストーリー』、『ミッドナイトスワン』の内田英治監督の『異動辞令は音楽隊!』などの公開を控えている。(編集部・石井百合子)

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