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『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の失敗からルーカスフィルム社長が学んだこと

ハリソン・フォードでなきゃダメだった? - 映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』より
ハリソン・フォードでなきゃダメだった? - 映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』より - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディが Vanity Fair のインタビューに応じ、映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)の失敗から学んだことを明かした。

【動画】『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のキャストたち

 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、『スター・ウォーズ』シリーズの人気キャラクター、ハン・ソロを主人公に据えたスピンオフ。宇宙を駆ける密輸業者からヒーローになった彼の若き日の戦いと冒険が描かれた。監督コンビ(後を継いだのがロン・ハワード監督)や編集がクビになったり、ルーカスフィルムが若きハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクの演技に満足せず、撮影途中で演技コーチが付けられたと報じられたりと制作中も波乱続きで、興行でも苦戦。苦戦の背景には観客の“スター・ウォーズ疲れ”があると分析され、ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガー会長(当時)が『スター・ウォーズ』シリーズをスピンオフ含めハイペースで作り過ぎたのは間違いだったと The Hollywood Reporter に認める事態となっていた。

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 一方で、ケネディは『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の失敗は、ハリソン・フォードの当たり役であるハン・ソロ役に新たな俳優をキャスティングしたことだと考えているよう。ソロは他の俳優が演じるにはあまりに唯一無二すぎたという話の中で、ケネディは「(失敗の中で)学びを得る瞬間があるはずです。今や、わたしたちはそうすること(『スター・ウォーズ』の人気キャラクターを別の俳優に演じさせること)はできない、と非常に明確になったように思います」と語っている。

 その言葉通り、ルーカスフィルムは『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』後のドラマシリーズではオリジナルキャストを起用。現在70歳のマーク・ハミルにディープフェイク技術を使って若きルーク・スカイウォーカーを演じさせたり、オビ=ワン・ケノービ役でユアン・マクレガー、ダース・ベイダー役でヘイデン・クリステンセンをカムバックさせたりしている。また、新作ドラマ「アコライト(原題) / The Acolyte」では『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の約100年前を舞台にすることで、新たなキャラクターを新たな俳優たちと共に描くという試みもしている。(編集部・市川遥)

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』おもしろインタビュー動画 » 動画の詳細
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