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濱口竜介監督の5時間超の大作『ハッピーアワー』も!2日より3作特別上映

映画『ハッピーアワー』より
映画『ハッピーアワー』より - (C) 2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト

 『ドライブ・マイ・カー』で第94回アカデミー賞国際長編映画賞(旧:外国語映画賞)を受賞した濱口竜介監督の3作『PASSION』(2008)、『親密さ』(2012)、『ハッピーアワー』(2015)が2日より、それぞれが公開された劇場で再上映される。

【動画】『ハッピーアワー』予告編

 村上春樹の短編小説を西島秀俊主演で映画化した『ドライブ・マイ・カー』で日本映画として初めて作品賞にノミネートされ、日本映画として『おくりびと』以来13年ぶりとなる国際長編映画賞受賞を果たした濱口監督。今回の上映は、自主制作作品からメジャーデビューに至るまで濱口作品を上映したユーロスペース、ポレポレ東中野、シアター・イメージフォーラムの東京ミニシアター3館による「濱口竜介監督作品ミニシアター合同特別上映ウィーク」と題した企画。

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 東京藝術大学大学院修了作品として制作された初期の代表作『PASSION』は、結婚間近の男女を軸に5人の人物の一夜を描いた群像劇。キャストに河井青葉岡本竜汰占部房子岡部尚渋川清彦ら。

 俳優養成学校の企画から生まれた『親密さ』は、4時間15分の長編。舞台に向けて準備する演出家たちの群像劇、実際に観客の前で上演した舞台、短いエピローグの三部構成。新作舞台「親密さ」を共同演出し、恋人でもある良平(佐藤亮)と令子(平野鈴)が、主演俳優のミッキー(田山幹雄)の降板など数々のハプニングに見舞われる中で、関係に変化が生じていく。

 総尺5時間17分の『ハッピーアワー』は、30代後半の4人の女性たちの家庭や仕事、人間関係などでの不安や悩みを描いた群像劇。多忙な夫、中学生の息子を支える平凡な暮らしにどこか寂しさを感じる桜子、編集者の夫とのうわべだけ良好な関係に不安を覚える芙美、後輩に手を焼きながら多忙な日々を過ごすバツイチ独身の看護師あかり。何でも話せる仲だと思っていた親友同士の彼女たちが、純の秘めた決意を知り、自身の生活にも波紋を呼んでいく。市民参加による「即興演技ワークショップ in Kobe」から誕生。演技経験のない4人の女性たちがロカルノ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞し話題を呼んだ。

 各スケジュールは下記の通り。(編集部・石井百合子)

『PASSION』4月2日~15日連日19:00/会場:ユーロスペース/料金一律:1,500 円
『親密さ』4月2日、9日各24:10よりオールナイト上映/会場:ポレポレ東中野/料金一律:2,000 円
『ハッピーアワー』4月2日~8日連日13:00より/会場:シアター・イメージフォーラム/料金一律:3,000 円

ロカルノ国際映画祭最優秀女優賞受賞!映画『ハッピーアワー』予告編 » 動画の詳細
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