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檀れい、水谷豊監督作で映画初主演 アマチュア交響楽団を主宰する主人公に

『太陽とボレロ』(2022年6月公開)に主演する檀れい
『太陽とボレロ』(2022年6月公開)に主演する檀れい - (C) 2022「太陽とボレロ」製作委員会

 水谷豊が監督を務める映画『太陽とボレロ』(2022年6月公開)にて、檀れいが主演を務めることが明らかになった。本作が映画初主演となる檀は、アマチュア交響楽団を主宰する主人公・花村理子を演じる。

檀れい×水谷豊監督『太陽とボレロ』メイキング写真【画像】

 初監督作『TAP THE LAST SHOW』(2017)ではタップダンスを題材に夢みる若者の青春群像とショービジネスの光と影を、第2弾『轢き逃げ -最高の最悪な日-』(2019)では不幸な事故が露わにする人間の心の奥底を描いた水谷監督。第3弾となる『太陽とボレロ』では、ある地方都市の市民交響楽団を舞台に、音楽を愛する普通の人々の人間模様が描かれる。

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 檀が演じるのは、18年もの間、個性豊かなメンバーとともに活動してきた楽団の主宰者である花村理子。楽団の経営は苦しく、必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートが始まることになる。

 宝塚歌劇団所属時には月組・星組それぞれでトップ娘役に抜てきされ、数多くの舞台で活躍してきた檀。退団後、2006年には映画『武士の一分(いちぶん)』でヒロインを務め、数々の映画賞を受賞した。その後も『母べえ』『感染列島』『奥様は、取り扱い注意』などの作品に出演。映画初主演を飾る本作では、楽団の主宰者として解散の危機に奔走する等身大の女性を時にシリアスに、時にユーモラスに演じる。

 出演にあたり、檀は「水谷豊さんの監督作品ということで、お話をいただいたときは、本当に飛び上がるほど嬉しかったです。花村理子という女性は、弥生交響楽団存続のために奔走する女性、親から受け継いだ家業も抱えています。とにかく色々なことを一人で背負って頑張ってしまう理子さんに共感しましたし、自分のことよりも周りのことを考えて行動している女性だと思いました」と喜びをコメント。

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 監督を務める水谷は「檀れいさんのお名前が閃いたのは、脚本を書き進めていた時でした。まだ、キャスティングは一切考えていなかったのですが、途中のあるシーンで、ふと彼女の顔が浮かんだのです。撮影していくなかで、イメージ通りであることはもちろん、ご自身の中に華やかさを持っている方だと改めて感じました。つらいシーンの時も、楽しいシーンの時も、その華やかさを映画に加えてくださり、『太陽とボレロ』という作品が、より豊かなエンターテインメントになったと感じています」と熱い信頼を語っている。

 あわせて、本作のイメージ映像も公開。タイトルにある「ボレロ」の楽曲にのせて、同じくタイトルにある太陽と、舞台となる地方都市の美しい風景、音楽を愛する人々の姿を垣間見ることができる。(編集部・大内啓輔)

コメント全文

・檀れい(花村理子役)
水谷豊さんの監督作品ということで、お話をいただいたときは、本当に飛び上がるほど嬉しかったです。花村理子という女性は、弥生交響楽団存続のために奔走する女性、親から受け継いだ家業も抱えています。とにかく色々なことを一人で背負って頑張ってしまう理子さんに共感しましたし、自分のことよりも周りのことを考えて行動している女性だと思いました。
台本を読んで、オーケストラの話を主軸に進んでいくのでどういうところに音楽が流れ、どういう物語になっていくのか読むだけでわくわくしました。映像では自分たちが演じたあとに音楽がのりますが、それがどういう風に私たちのお芝居をさらに盛り上げていくのかなということを思いながら読んでいました。撮影に入る前に監督が「やりすぎずやらなさすぎず」とおっしゃっていて、私自身はやりすぎちゃうタイプではないですけれど、今まで受けてきたオファーの中では結構涙のシーンが多かったりだとか追い詰められたりだとか感情の起伏を出して欲しいと求められることが多かったので、今回は「やりすぎず」ということに気を付けて理子を演じました。
撮影現場は、台本では想像できないようなキャラクター作りや見せ方のシーンもあって、その都度驚かされましたし、それが楽しくてワクワクしながら撮影に挑んでいました。自分の撮影が無い日でも現場にいたのは、もしかしたら、今回が初めてなのかもしれないです。でも、そのくらい大好きな現場でした。そして、役者の生理も全部分っていらっしゃる水谷さんが撮る監督作品ということで、そこが私にとって一番緊張したかもしれません。なので、私にとっては水谷さんの「OK」が全てでした。

・水谷豊(監督)
主人公の花村理子は、物語が展開する中で色々な人と出会って、色々な顔を見せてほしいと考えていました。檀れいさんのお名前が閃いたのは、脚本を書き進めていた時でした。まだ、キャスティングは一切考えていなかったのですが、途中のあるシーンで、ふと彼女の顔が浮かんだのです。他のシーンではまだ自分の中の架空の人物のイメージしかなかったのですが、何故かそのシーンだけ鮮やかに檀れいさんが浮かんできました。ご縁があり、実際、理子というキャラクターを演じてくださることになって、まずは本当に嬉しかったです。撮影していく中で、イメージ通りであることはもちろん、ご自身の中に華やかさを持っている方だと改めて感じました。つらいシーンの時も、楽しいシーンの時も、その華やかさを映画に加えてくださり、『太陽とボレロ』という作品が、より豊かなエンターテインメントになったと感じています。そして、この作品を通して檀れいさんの華やかさに加えて、彼女のユーモアに溢れたチャーミングな一面も味わっていただけると嬉しく思います。

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