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369分の大長編『DAU. 退行』8月28日公開決定!ポスタービジュアル&予告編も

全9章6時間9分の大長編!
全9章6時間9分の大長編! - (C) PHENOMEN FILMS

 第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞した異色作『DAU. ナターシャ』の続編『DAU. 退行』が8月28日より公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルと予告編も公開された。

【写真】前作『DAU. ナターシャ』のポスタービジュアル

 ロシアの奇才イリヤ・フルジャノフスキーによる「ソ連全体主義」を赤裸々に描き、第二作目にして完結編ともいえる本作は、ダンテの「神曲」になぞらえた全9章6時間9分の大長編。第一作目で描かれたスターリン体制下の1952年から10年以上が経過した1966年から1968年が舞台で、スターリンが築き上げた強固な全体主義社会の理想が崩れはじめ、人々は西欧文化を親しむようになっている時代が描かれる。

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 公開されたポスタービジュアルには、二人の人物の顔が一つの顔になるように描かれており、右半分の顔は『DAU. ナターシャ』にも登場したKGB(ソ連国家保安委員会)のウラジーミル・アジッポ、左半分の顔は特別実験グループの被験者マクシム・マルツィンケビッチだ。この二人が本作におけるキーマンとなることがうかがえる。

 また、同じく公開された予告編には、奇妙な実験を繰り返している秘密研究所に、西欧文化が流入したことで風紀が乱れ、次第に腐敗していく様子が映し出される。現代社会への壮絶な皮肉と批判が盛り込まれた、圧巻のスケールを感じさせる仕上がりだ。そして、最後には「<全世界初>劇場公開」の文字が映る。本作は本国ロシアで上映禁止となったいわくつきの作品であり、劇場公開(R18+)されるのは日本が初となる。なお、予告編は配給元である株式会社トランスフォーマーの公式YouTubeチャンネルで確認できる。(今井優)

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