『マネーボール』原作者の娘、交通事故で死去 享年19歳
映画『マネーボール』（2011）の原作者として知られるマイケル・ルイスさんの娘ディクシー・ルイスさんが現地時間25日、交通事故のため亡くなった。19歳だった。米・カリフォルニア州のBerkeleysideなどが報じた。
同サイトによると、事故が起きたのは現地時間25日の午後3時20分頃。ディクシーさんは友人のロス・シュルツさんと共に車でカリフォルニア州・トラッキーを目指していたところ、トラックと正面衝突。ディクシーさんとロスさんは、現場で死亡が確認されたという。トラックを運転していた45歳の男性は軽傷で、警察はドラッグや飲酒が事故の原因ではないと判断している。
ディクシーさんは、2020年にバークレーの高校を卒業したばかり。その後はポモナ・カレッジに進学し、ソフトボール部に所属するなど充実した生活を送っていたという。
父マイケルさんは声明で、「私たちは娘をとても愛していました。私も妻も、今まで経験したことのない苦しみを味わっています」とコメント。「ディクシーは、人生を楽しんでいました。私たちの心はボロボロで、なんて表現していいか言葉が見つかりません。妻の（タビサ・）ソーレン、私、子供たちはディクシーの生きた証を残す方法を探っていきます」と悲痛な思いを語っている。（編集部・倉本拓弥）
