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『キネマの神様』撮影見合わせを発表 新型コロナ影響で2週間程度

菅田将暉が担当するパートの撮影は3月末で終了している
菅田将暉が担当するパートの撮影は3月末で終了している - iStock / Getty Images

 3月29日に亡くなったコメディアンの志村けんさんと俳優の菅田将暉がダブル主演を務める予定だった山田洋次監督の映画『キネマの神様』が撮影を見合わせることが明らかになった。3日に松竹株式会社が発表し、同社は「2週間程度、見合わせることに致しました」としている。

【写真】宮本信子、永野芽郁も出演する『キネマの神様』

 原田マハの同名小説を映画化する本作は、無類のギャンブル好きで家族にも見放されたダメ親父だが、ただ一つ映画だけは愛してやまない主人公・ゴウに訪れる“映画の神様”の奇跡、そして時代を超えた愛と友情を描く作品。ゴウの現代パートを志村さん、若き日のゴウのパートを菅田が担当するとされていた。

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 松竹は菅田が演じる「若き日のゴウのパートの撮影は3月末で無事終了しておりました」と撮影状況を明かしつつ、「4月上旬よりゴウの現代パートを撮影する予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から、明日より撮影を見合わせることに致しました」と発表。「再開のスケジユールは状況を見ながら判断して参ります。また、新たな出演者については、引き続き調整中となります」としている。

 松竹株式会社の大角正常務取締役映像本部長は以下のコメントを発表している。

 「志村けんさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。悲しみをこらえ、映画を完成させることこそが、志村さんに喜んでもらえることなんだ。という強い想いを抱きながら、山田組一同、4月上旬からの撮影の準備を進めておりましたが、山田監督、キャスト、スタッフへの感染拡大防止の観点から、撮影を見合わせることに致しました。一日も早く新型コロナウィルスが終息することを願っております」

 本作は志村さんが実写映画で初めて主演を務める予定だった作品で、亡くなる前の3月26日に志村さんの出演辞退が発表されていた。4月3日17時時点で、公式サイト、公式Twitterには当初の発表通り今年12月公開と記載されている。(編集部・海江田宗)

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