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“何でもできちゃう”高橋一生、器用さをタナダ監督に妬まれる?

『ロマンスドール』でタッグを組んだ高橋一生とタナダユキ
『ロマンスドール』でタッグを組んだ高橋一生とタナダユキ

 俳優の高橋一生が10日、新宿バルト9で行われた映画『ロマンスドール』の公開御礼ファンイベントにタナダユキ監督と出席し、撮影の裏話を笑顔で明かした。

高橋一生の色気がすごい…『ロマンスドール』場面カット

 タナダ監督が12年前に発表した同名小説を自ら脚本・監督を務めて映画化した本作。高橋と蒼井優を夫婦役に、変わりゆく男女の10年間の嘘や秘密、真の愛などが描き出される。この日の劇場は女性ファンで満席となり、登場した2人は客席を見回して驚きの表情。タナダ監督が「平日なのに、アイドルみたいですね」と高橋に声をかけると、高橋は「ありがたいです。でも39歳ですよ、僕。いいんですか?」と照れくさそうな様子を見せた。

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 司会者が「今年のベストワン」というファンの声があることを紹介すると、高橋は「すごいですね、まだ今年は始まったばかりなのに。たくさん映画を観ていただいて判断してもらえれば」と嬉しそうにコメント。続けて「奥さんを連れて観に行ってよかったという人や、旦那を連れて行ってよかったという人もいて、嬉しいことです」と感激の思いを口にした。

 劇中で「夫婦あるある」をリアルに演じていることもファンに好評だそうだが、高橋は「夫婦になったことがないので夫婦のあるあるはわからない」と照れ笑い。「でも俳優冥利に尽きるのは、別の人間になって体験したことがないことを疑似体験できること。神社の境内で結婚式を挙げるシーンがありますが、とてもありがたいことでした」と述べた。

 タナダ監督との今後のタッグについて問われると、高橋は「タナダさんが来いと言うならどんな作品でも行きますよ」とキッパリ。ジャンルや役柄にもこだわらないそうで「(そういうことを)想像することほど枠が小さくなってしまうことはない。思いも寄らないことをやらせてもらえて、出てくださいという人がいる限り、どんな役でもやりたい」と前向きな発言で客席を沸かせる。

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 それに対して、タナダ監督は「(高橋は)何でもできちゃうから、次にどんな役かは想像できない。逆にみなさんがどんな役を見たいのか聞きたい」とニッコリ。すると高橋は「(監督が)『一生くん、これできる?』と聞いてくるので『はい』と答えたら『嫌なやつ……』って」と撮影中のやり取りを紹介。タナダ監督が「苦悩させたいけど、しないんです」というと、高橋は「僕、何でもできちゃうんです」と余裕の表情で切り返して、笑いを誘った。(取材・文:名鹿祥史)

映画『ロマンスドール』は全国公開中

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